お金の不思議を解き明かす「貧乏はお金持ち」を読んだ感想

今更なんだけれど、独立したのをきっかけに「貧乏はお金持ち 雇われない生き方で格差社会を逆転する」を読みなおしたので感想を書きます!
本書は2009年刊行であるものの、お金の不思議を紹介しつつ、今でも使えるお金のテクニックを書いています。
お金周りを見つめ直したい人や、これから独立する予定の人は一度読んで損はないと思います!

貧乏はお金持ち 「雇われない生き方」で格差社会を逆転する

本書のコンセプトは単純明快で「自由に生きることは素晴らしい」というワードに収束しています。

自由に生きるためには、人間社会におけるお金というものとのつきあい方や、その性質をよりはっきりと認識して置くことが必要である。
物事を極限まで簡略化したり、本質に迫りながらひも解きつつ、自由に生きるためのノウハウや事例を紹介しているのが本書の特徴と言えるでしょう。

人的資本を最大化することが重要であるとしたうえで、個人が「マイクロ法人」を作ることで人的資本を最大化する方法を伝えている!

マイクロ法人とは

マイクロ法人とは、一人で運営する会社のことを指している。
本書ではこのマイクロ法人を利用することで、次々と起こる不思議な事例を紹介。
収入に対する税負担が大幅に減るということも話に触れており、実質的な実入りが増えると書かれています!
収入そのものの額は変わっていないけれども、税負担が減るということは人間一人当たりの額面で見た生産性が向上しているということで、これが人的資本を最大化するという点のひとつの鍵になっています。

本書で触れている主な内容

法人とは何か?

理解したつもりでいたけれども、掘って掘って掘った法人とは何か?という根本を解き明かしていて非常に勉強になりました。
この部分で一気にこの本に引き込まれてしまった。

会計の種類と活用法

会計と一口に言っても様々で、効用によって5つに別れると言う。
すなわち「投資のための会計(財務会計)」「納税のための会計(税務会計)」「ビジネスのための会計(管理会計)」「夢を実現するための会計」「自由に生きるための会計」だ。
本書では、特に自由に生きるための会計を大きく取り扱い、細かな解説がなされています!

①マイクロ法人と個人(家計)で税務上の所得がない。
②マイクロ法人もしくは個人(家計)で財務上の利益が計上できる。

お金に詳しい方ならすぐにピンと来たり、既知の話かもしれないが、これからお金に詳しくなろうという人にはわかりやすく良い記事と言えるでしょう。
かくいう僕も頭ではそのようにしたいと思いながらも、実際にできるのかどうかすらふわふわとした知識だったのでかなりためになりました!

税金について

税金の項目では、脱サラしてマイクロ法人を設立した場合の家計の大雑把なシミュレーションを展開している。
額面上の収入が変動していない、という条件でどのくらい実際に使えるお金が増えるのかを説明しているのでぜひ見てみてほしい。
税務上の所得をなくすための経費計上の方法や、控除の受け方なども記載されている。
きっと、驚く事間違い無しでしょう!

キャッシュフローの管理について

キャッシュフローの種類に触れつつ、どのようにして支出を後回しにして収入を先に持ってくるかということを解説している。
これはもちろんマイクロ法人の立場で取ることができる方法を紹介しているので、これから起業しようという人でも十分に活用することができるでしょう。
また、ほとんど無利息で1000万円の資金を調達する方法を具体的に触れているので、活用しやすい点も非常によかった。

たしかにほとんどのひとは、必要に迫られて借金をする。だがそのときには、高利貸しを除いて誰もお金を貸してはくれないのだ。

借金に関する話もある。上記の内容はそのとおりだなぁ、と思った。
続いて、過去の実績をみて相手を信用するかどうかを決める。とも書かれており、低利の借金をすることで信用を先に買っておくこともひとつの手段だとしている。
僕は借金はしなければしないほうが良い。と考えているタイプだったので目からうろこでした。
だからといって、実際にじゃあ借金をしましょうか!となるわけではないのだけれど、選択肢の幅や視野が広がったという点においてかなり有意義だったと感じています。

本書のまとめ

いろいろなことに触れられていつつも、それらが全て「自由に生きるための方法論のひとつ」として一貫しており、非常に役立つ内容だったと感じました。
刊行された当初とすでに10年弱の時間が経過していますが、それでもまだまだ使えるテクニックはあると思います。
税務や財務といったものに慣れ親しんでいない人がそういったものを学習していく上で、視野を広げる取っ掛かりの本としてはおもしろく、スムーズに読めるのではないでしょうか。
一度読んで損はない本。そんな感じです。僕は身に染みこむまで繰り返し読み続けて、この後は手放せない1冊になるかな。と感じています。