日本語のロゴメイキングで漢字・ひらがな・カタカナの入ったロゴ作りを学ぼう!

ロゴのデザインって難しいですよね。僕もしょっちゅう頭を悩ませています。ななうみです。
ただでさえ難しいロゴのデザインなのですが、それも日本語ロゴとなると難易度は格段に上がるような気がします!(僕がそう感じてるだけかもですが)
今回は、そんな日本語ロゴのメイキングを収録した「日本語のロゴ・メイキング 漢字・ひらがな・カタカナのロゴづくり」という本を紹介します。ロゴを作らなければならないとき、資料として側においてあると心強い1冊ですよ!

日本語のロゴメイキングを購入しました!

日本語のロゴメイキング 表紙
日本語のロゴメイキングが届きました。
表紙のデザインは方眼に日本語ロゴが大きく配置。帯には「メイキング」の字がメイキング感を表すあしらいで配置されています。
帯を取ると「日本語のロゴ」と同じテイストで完成形のロゴが配置してありました。
本の意図を表す、わかりやすいデザインですね!

どんな本?

日本語ロゴを作りたい時に!
豊富な実例からアイデアとヒントが得られる1冊です。

と帯にあるように、実例を中心にどのようにデザインに落とし込んでいったかを確認できる本になっています。
以前紹介した「ロゴデザインや作成のお供に!「ろごたいぷっ!」でマンガ・アニメ・ラノベのタイトルタイプを研究しよう」では、多くのタイトルのフォントに注目してデザインを解体していましたが、本書はコンセプトややりたきことを主軸に、どのようにデザインを組み上げていくか?を解説しています。
実際のデザインを作っていく段階で、確認したいことや考え方、観点などの参考になる本といえるでしょう!

本書もそれを意識してか「ショップ」「企業・団体」「施設」「商品・ブランド」「イベント」「エンタメ」「その他」という形で、ロゴが使われるシーン、目的ごとに章が分かれています。
実践する段階で、参考にしやすい構成となっていて非常に好感が持てますね。

早速、いくつかページを参照しながらどういった本なのかを紹介しますね。

甘彩の例

日本語のロゴメイキング ロゴができるまで
まずは、甘彩という日本酒のロゴメイキングを見てみましょう。
写真は本ロゴの紹介ページのうちの、1ページ目と2ページ目になります。
1つのロゴあたり、ほとんどが4ページで構成されています。

さて、僕はロゴを作るに当たって最も大切なのは「そのロゴで何を表現したいのか?」だと思っているのですが、解説の中にそのヒントになるものがいくつか書いてありました。見てみましょう。

1661年創業の老舗の酒蔵から新発売された甘口純米酒「甘彩」

ターゲット_20~30代で、あまり日本酒を飲んでいなかった女性。

と書いてあります。
甘口の日本酒であること、古くからある酒蔵から出る商品(おそらく日本酒のイメージや企業のイメージを刷新したい)ことがうかがえます。
また、日本酒ということで他の商品と同じく陳列されて販売されるでしょうから、そういった売り場で目を引く強さや、あまり日本酒を飲んでいなかった層の女性が興味を持つきっかけとなりえるデザインでなければならない。ということが読み取れるかなと思います。

写真を見てみましょう。
左側にラフデザインがいくつかあります。
こうした中からやりたかったことを達成できる造形ってなんだっけ?ということを模索していくわけですね。

右上ではおそらく酒蔵のモチーフなのでしょうか。
古くから使われているであろう鳳凰のイラストを、現代的に女性的にリメイクしています。

日本語のロゴメイキング フォントの違い
右下部分をアップにしてみました。
説明的には「ベースとなる書体の検証。とありましたが、いくつかのフォントで印象を確かめた後から手を加えている様を見て取ることができます。
こうした試行錯誤がすべてのロゴの解説においてなされているので、試行錯誤するパターンを学ぶという意味でも本書を手に取る意義はあるかなと思います。

3ページ目以降では完成したロゴをラベルの大きさで印刷した時の検証などが、記載されていました。
コンセプトがいかに優れていたとしても、実際に掲載されたときに認知されなければ意味がないので、こうした点にも触れているのはよいですね。
一口にロゴといっても、様々なケース(看板、冊子、パッケージ、名刺…など)があるため、制作時に考慮するべき点をいくつか抑えられるのは読み手としては嬉しいことかなと思いました。

萩原牛乳の例

日本語のロゴメイキング 萩原牛乳の例
もう1点見てみましょう。
萩原乳業さんの萩原牛乳を例にしたメイキングです。
先ほどの例では1ページ目と2ページ目をお見せしたので、今回は3ページ目と4ページ目をお見せします。右側が完成図になっていますね。

このロゴのやりたきこと、商品イメージなどのヒントを確認します。

ターゲット_主婦、給食で牛乳を飲む小学生

みんな飲んでいる 萩原牛乳

先ほどの例同様、言語化されたやりたきことと、旧パッケージなどを参考に非言語部分で感じるやりたきことを拾っていきます。
それらを通して、ロゴの方向性やパターンを決める。というデザインの進め方があった。というのが1ページ目、2ページ目に記載がありました。

写真の部分は方向性が決まってからの、いわゆるディテールの詰めの話になっています。
この辺りも前ページで読み拾うことができる、ロゴデザインを通してやりたきこと、を理解していると「なるほど!」と思えるものがあるのではないでしょうか。

1ページ目では萩原乳業のロゴも変更すると記載があったので、写真の左上、乳業の文字のあしらいをMILKのLと合わせている点などはそのまま社名のロゴにも使えるモチーフとして機能するのでしょう。
名称からして萩原乳業のメインの商品は萩原牛乳でしょうから、リンケージを持たせることでより企業と商品のイメージが合致しそうですね。
こうした、ディテール部分にも想いを込めるという点が重要であることなどを、様々なロゴの解説から学ぶことができます。

まとめ

本書は、なぜその造形なのか?
なぜロゴを作るのか?などモノづくりの根本的な部分に疑問を当て、課題解決的に造形を決めていくという流れを学ぶことができる良書だと思います!
また、そのパターンも豊富な掲載点数から参照でき、まさにロゴ制作の傍らにおいて参考資料としたい1冊だと言えるでしょう。

・コンセプトを形に落とし込めない
・ロゴの造形をどう決めていいかわからない
・雰囲気でロゴを作ってた

みたいな人は一度読んでみることを強くお勧めしたいと思います!

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