「伝わっているか?」を読んでコミュニケーション能力を高めよう!感想と書評!

コミュニケーションで悩んでいる人は多いと思いますが、僕もそんな中の一人です。ななうみです。
今回は、以前から気になっていた「伝わっているか? 宣伝会議」という本を読んでみておすすめだったので紹介したいと思います。
著者は小西 利行さんという超ベテランのコピーライターの方で、その方の伝達メソッドが分かりやすく紹介された良書となっています。

コミュニケーション能力が高いというのはどういう状態を指すのだろう?

本書は、そんな素朴な疑問にシンプルに答えてくれる本です。
「伝える」から「伝わる」へ
このメッセージを軸にして、本書では物語仕立てで説明が進んでいきます。

人間よりもコミュニケーションに長けていると言われているイルカが、人間の悩みに対してコミュニケーションの方法を伝えていく。
という内容になっていて、多くの人が読みやすく、「勉強」というよりも「物語」として情報をインプットできるような構成になっています。
そのため、学習系の本ではあるのですがパッと感じる本の難易度は低く、多くの人が労せず読むことができる作りになっているのが特徴です。

「伝える」ことばかり考えると、結局、相手のことを考えず、自分の意思を押し通すエゴになってしまう」
出典:伝わっているか?

「相手のしてほしいことを想像する」のがコミュニケーションには大切
出典:伝わっているか?

「伝わる」ためには相手の気持ちを徹底的に想像して、その人がうれしくなって、心が動くアイデアを考えなければいけません。
出典:伝わっているか?

などなど、言われてみれば当たり前かも…と思うことなのですが、実際に行動に移すには難しい内容のことが、ストーリー上で例えばこうする。こういうときはこうする。こういう伝え方もある。というように、わかりやすく解説されているのですぐに実用できる内容となっています。

伝わっているか?では、わかりやすいメソッドが20個紹介されている

上記で引用した思想に合わせて、こうすると伝わるよというテクニック・メソッドが20個紹介されています。
20個もあるので、すべてが新しい発見に満ちているということはあまりないと思いますが、自分も使っていた効果を改めて確認したり、全く知らなかった新しい発見があったりするでしょう。

少し紹介すると、「だけしか!」「選ばれてマス!」「共感図」「アゲサゲ!」「ごほうび!」などが紹介されています。
字面でも何となくこういうメソッドかな~と予想がつく感じかもしれませんが、それだけわかりやすく、理解されやすいメソッドが揃っていると捉えてください。
本を読んで、少し日々の会話で意識をすることで今までよりも意思疎通がうまく取れるようになるかもしれませんよ。

刺身定食
よりも
この港でしか食べられない、刺身定食
こう書くだけで、「今ここで」食べる動機になるんだ。
出典:伝わっているか?

とか、こうした例文もふんだんに使われているので自分が体感として理解を得られるフレーズがほぼ確実に用意されているのもよい点かなと思いました。

コミュニケーションとモノづくりは似ている

僕がこの本を読んでいて、強く感じたことは「コミュニケーションとモノづくり」はよく似ている。ということでした。
本書を読み進めていくと、要所要所でイルカがこう発言するんです。

「伝わっているか?」

コミュニケーションにしろモノづくりにしろ、誰かに何か(言葉や作品)を渡す。という点では一緒なんですよね。
で、作っていると原点から少しずつ離れていって、いろんな情報が付加されて、作っている自分ですら「これでいいんだっけ…?」みたいになるケースが多いと思うんですよね。
そんな時に、原点に返って見つめ返す。

「伝わっているか?」「作りたかったのはこれで合ってるか?」

こういして振り返ることの大切さを、読み進めながら感じられることが、本書の「伝わる伝わらない」とは別の観点でのよいところかなと思いました。

まとめ

本書は読書するための敷居が非常に低い「コミュニケーションの学習本」です。
その点については、他の書籍よりもわかりやすく、例示が多いため継ぐに使えるノウハウとしても機能しうるものかなと思います。
僕の言葉は伝わっているんだろうか?僕の言葉は理解しやすいのだろうか?そんなことを考えながら読むのに最適な書籍かと思います。
あくまでメソッドなので、インプットしたものを使い込んでいって自分なりのスキルとして確立していかなければならないのはならないのですが、基本的な本書の考え方などは人生において活かせる点が多いのではないでしょうか。

書評の後半にも記載しましたが、僕はコミュニケーションという点以外にも、どうやって伝えるんだっけ?
を考えるうえで、原点に返って「それって伝わっているか?」を振り返るというスキームが非常に重要と感じました。
このスキームは、おそらくコミュニケーションでも、モノ作りでも、営業でさえも「より良い成果」を上げるためには必要な事柄なのではないかと思います。

こうした本書の本来伝え用としている点以外にも、学べるべき点があるというは、付加価値として大きな特徴かなと。そんな風に感じました。

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