「伝える≠伝わる」を意識しよう。文章もデザインだよ。

伝えたいことがなかなかうまく伝えられない。。。そんなことはありませんか?
マンツーマンや口頭での会話であれば、汲み取ってもらえることで会話が成立しますが、不特定多数に向けたメッセージ(広告や文章、作品)では難易度は跳ね上がりますよね。今回は不特定多数に向けたメッセージを作る際に、気をつけるべきポイントをまとめてみました。
僕としては、伝わる情報ってなんだっけ?を考えるのもデザインの一部かなと思います。

伝える≠伝わる

コミュニケーションデザイン
まずは伝えることと伝わることの違いを考えてみましょう。
よく、宣伝で見かけるパターンを例に出してみます。

1.新しいブランド米が登場!もちもちした食感が特徴です!
2.驚きの食感!もちもちのブランド米が新登場!

この2つの文章を見て、みなさんはどう感じましたか?
伝えていることはどちらも「新しいブランド米が登場したこと」「食感がもちもちしていること」の2点ですが、多くの人は2番の方が興味が湧くように感じられたのではないでしょうか。

伝えたい!伝えたい!と思うほどに、そのメリットを訴求してしまいがちですが、情報の受け取り側はメリットではなくその結果何を得られるかを知りたいと思うものなんですよね。2番はその意味で、「驚くほどすごいのか」と興味喚起されやすくなっています。

相手の気持ちになってコミュニケーションしてあげると伝わりやすい

よく言われていることですが、相手の気持ちになってコミュニケーションをしてあげることが必要です。
相手の気持ちになるってどういうこと?と思うかもしれませんが、以下のようなポイントを押さえてあげると伝わりやすいと感じています。

場所・シーン・相手の属性

場所やシーンによって、受け取り側のマインドは異なります。

例えば、ビジネス街で焼き肉のたれを訴求するなら
「今日は帰って家族とおいしい焼肉!」
みたいな感じで、働きに出ている人に対して帰っておいしいものを食べよう!というメッセージになると思います。

これが、テレビなどで主婦に対して訴求するとなると
「焼肉のたれをかけるだけ!家族も笑顔でHappy♪」
みたいに手軽なのにみんな喜ぶよ。という訴求になるかもしれません。

または肉体労働の人に訴求するなら
「にんにくパワー120%!これで焼肉を食べれば元気いっぱい」
みたいになるでしょう。

どれも「焼肉のたれを使おう」というメッセージなのですが、場所やシーン・相手の属性によって焼肉のたれの特徴を変化させることで良さが伝わりやすくなったのではないでしょうか。

媒体

どんな媒体で伝えるのか?ということも重要です。

例えば女性雑誌の広告欄にファンデーションの訴求を載せるなら
「手軽に扱えて、こんなにかわいい!」
みたいに使う人の目線に合わせたメッセージになるかもしれません。

これが、ダイレクトメールだとすると
「これが届いたあなたにだけ!とっておきのファンデーション!」
みたいに、自分だけが得をするというようなメッセージに変更されるかなと思います。

どちらも伝えたいことは「このファンデーションを使ってね」ということですが、掲載媒体によってメリットを変えると伝わりやすくなるかなと思います。

時間

どんな時間に情報を伝えるのか?も重要ですね。
スマホにアプリを入れていると、push通知というのが届くかと思います。

朝の場合は
「おはようございます!今日の要チェックニュースをまとめました。1日がんばりましょう!」
のような伝え方になるかもしれません。

夜の場合は
「今日もお疲れさまです!ほっこりする話題で1日の疲れを癒してくださいね!」
みたいに変わるでしょう。

どちらも伝えたいことは「アプリを起動して使ってね」ということなのですが、時間によって表現を変えることで伝わりやすさが変わるかなと思います。

情報発信は大切だけど、発信するだけじゃ効果は半減する

昨今、情報を発信していくことが大切だよと至る所で言われています。
それは、全然間違っていないんですけど、ただ発信するだけでは思ったように効果は得られません。

受け取る人がどんな人か、どこで受け取るのか、その時どんな気持ちなのか?
そんなことを想像しながらメッセージを組み立てていくと、より伝わりやすくなっていくのではないかなぁ?と思います。

主に、広告やクリエイティブに載せるなら?というのを主軸に話ししましたが、マンツーマンや対面での会話でも共通する部分があると思います。何か、感じる部分があったら、今後に活かしてみてくださいね。

最後にデザイナーへ

デザイナーの仕事って、きれいなものを作って終わり。じゃないですよね。
やりたいことをやりきるベストな方法を考えて作る」がデザイナーの仕事だと、僕は思っています。
その中に、きれいにビジュアルを作ったり、かっこいいものを創造したり。というのが入っているのかなと。
まだ、「文章はデザイナーの仕事じゃない」と思っている人はぜひ「伝わる文章」ってなんだろう?というのを、ぜひ取り入れてみてください!

ななうみ
以前、受注製作の仕事をしている時には文章を作る人が別にいて、それをより良い形で作る。みたいなのが仕事だと思っていました。でも、なんかしっくりこないなーと思っていたんですよね。今は、自分以外に文章のプロがいたとしても、デザインプロセスの一環としてその文章伝わるっけ?を考えるようにしています。より良いものを作るために、必要な工程かな〜と思っています。

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