携帯電話,PHS,IPフォンと使った僕が考えるモバイル通信の選び方

service-phone携帯電話に使えるモバイル通信サービスがいろいろ出てきているけれど、正直どれを選んでいいかわからない!という人は多いのではないでしょうか。
僕も、去年までどれを選ぶか悩んでいたのですが今年1年でいろいろなサービスをとっかえひっかえ使いまして、少し知見が溜まったので共有したいと思います。

モバイル通信のサービス種類を把握する

まずは、モバイル通信サービスにどんな種類があるのかを把握してみましょう。
ざっくりとですが、以下のように分類することができます。
主体サービスごとに区切っていますが、該当する会社でも他のサービスに手を出している可能性があるので、そのあたりはご容赦ください。

キャリア(docomo、softbank、au)
キャリアと呼ばれる、大手3社の通信サービスです。
知らない人はいないと思うので説明は簡単にしたいと思いますが、他のサービスと比べて何の知識もなくても問題なし。
しっかりサポートしてくれますし、電話も携帯も手に入れた時からすぐに使える状態になっていることがほとんどです。
その代わり、月額の基本料金は高めで他社と比べると大きな差が出ています。
サービスの幅(付帯サービス)が最も手厚かったり、種類が多いのもキャリアが一番だと思います。

MVNO(IIJmio、DMMmobile など)
最近(と言っても1年2年くらい経つ)出てきた、SIMカードと呼ばれるチップみたいなのを利用契約をするサービス。
IIJmioやDMMmobile、OCNなんかが有名でしょうか。
AEONによく行く人であればAeonMobileというのを見たことがあるかもしれませんが、これもSIMの契約を行っています。

SIMカードってなんだ?って話なのですが、携帯電話が電話なりネットの通信をするために利用する設備のひとつです。
電話番号とかが記録されていて、このカードが入っていないと端末だけでは通信できません。
先に出てきたキャリアの通信サービスでも、このSIMカードは使われています(最初から設置、設定された状態で手にするので意識しないと思います)。
このSIMカードだけを契約するのがMVNOの特徴です(最近はスマートフォンとの抱き合わせ販売も選べるようになってきました)。

SIMカードの契約なので、自分の持っている端末に差し込んで使えるようにしなければなりません。
キャリア側で今までやってくれていたことを、自分たちで行うため若干ハードルは上がりますが、その分価格は安く設定されています。
電話ができるSIMカード、電話ができないSIMカードを選ぶことができるのも特徴のひとつ。

モバイルルータ(WiMAX、Y!mobile など)
こちらは通信できるモバイルルータを利用できるサービスです。
おそらく僕が知らないだけでいろいろとサービスがあるかと思いますが、大きくはWiMAXとY!mobileの2つのサービスが殆どのシェアを占めていると思います。
特徴はルータの利用となるため、携帯電話以外にもノートPCやタブレットなどをWi-Fiで接続してネットを行うことができるという点。
反面、自分が操作する端末の他に通信用のルータを利用するため、機器を必ず2つ以上持ち歩かなければならない。
また、電話番号は貰えないため電話を利用するのであれば、別の通信サービスも併用することになります。

WiMAXは利用できるエリアのシェアが他のサービスと比べると狭いため、注意が必要です。

電話の種類を把握する

さて、次に把握しておきたいのは電話の種類です。
僕は当初キャリアを使っていて、その次にIP電話、PHS、今はmvnoの音声通話に落ち着いているのですがそれぞれの特徴を上げていきたいと思います。

キャリア電話
言わずと知れた、docomo、softbank、auで契約した際の電話です。
電話番号が090から始まる電話番号か080から始まる電話番号で発番されます。最近は昔懐かしい通話料無料サービスなんかも出てきて(基本料は高くなった?)電話をよくかける人にはオススメ。
通話品質もよく、クリアに聞こえるのでストレスも殆ど無いと思います。
また、車などの移動中でも通話がきちんとできるという特徴があります。

PHS
Y!mobileで利用できる070から始まる電話番号が発番されます。
昔はピッチって名前でよく聞いたんですけれど、最近はめっきり聞かなくなりました。
発番されているので通常の電話同様に利用することが可能。電話をかけてから10分間は通話料が無料になるサービスもあります(月300回まで)。
通話品質はよいのですが、車などでの移動中は品質が低下する傾向に有るようです。それでも不自由に感じたことはないくらいのものだったと記憶しています。
価格はキャリアよりも安く利用できます。また販売店もあるためキャリアとほぼ同様のサポートを受けることができます。

MVNO音声通話
MVNOの音声通話プランを選んだ場合に利用できる電話です。
MNPもできるということなので、090から始まる電話番号とかも発番されると思います。
僕が契約した時は070から始まる電話番号でしたが、070で始まっていてもPHSではなく通話品質の良いキャリアの電話と同様に利用することができます。
docomoのSIMカードを利用して通信しているので、通話品質はdocomoの電話と同等だと考えられます(僕はdocomoの携帯を使ったことがないので予想です)。
基本的に、無料通話分などはなく使った分だけ通話料金がかかっていく仕組みのところが多いです。

IP電話
価格的には最も安いIP電話。
携帯の場合は、自身のスマートフォンにIP電話アプリをいれて050から始まる電話番号を発番します。
利用料はだいたい月額300円~。別途通話料がかかりますがその通話料もキャリアの通話料金と比べると安いことが多いようです。
ネットの通信を利用して裏でごにょごにょするため通話品質はさほど良くありません。いい時と悪い時の差が激しいです。
また、救急番号やフリーダイヤルに電話をかけることができないなどといった機能的な制限があるという特徴もあります。

最近、僕が直面した想定外の問題だと、スマートフォンのOSアップデートに電話アプリが対応していなくて、OSをアップデートしたら電話が使えなくなった。ということがありました。
こうしたトラブルがあるということも、頭に入れたうえで利用するのが良いでしょう。

自分の使い方を把握する

さて、通信サービスの種類と、電話の特徴がわかったところで自分の使い方を把握してみましょう。
利用頻度に寄って通話の品質に対する許容度も変わってくるでしょうし、振り返ってみてください。

ちなみに、僕が1年前にsoftbankを解約した時は「電話はほとんどしない。してもかかってきた場合のみ」「ネットはLTEほど早くなくていい。3G回線程度の速度で満足」ということで、DTIというところから出ているMVNOのservermans SIMというのを契約していました。
3G回線を月額500円程度で利用、SMSに180円、IP電話に300円と1ヶ月の通信費基本料金は1000円を切っていました(実際には電話をこちらからかけないので、ほぼ常に1000円以下でした)。
で、この状態の時にIP電話が使えなくなっていざというときに本気で困る!ということでMVNOの音声通話に乗り換えたわけですね。

さて、自分の使い方を振り返ったでしょうか?
それでは、該当するところに行ってみましょう。

電話けっこうかけるよ派

電話をけっこうかけるよという人は、まずは通話の品質をどこまで許容できるかで変わってくるでしょう。
車や新幹線に乗りながらの通話をほとんどしない人は、キャリアかPHSを。
車や新幹線に乗りながらの通話を頻繁にする人は、キャリアが無難でしょう。
MVNOでも全く問題ありませんが、自分が普段からどのくらいの通話料がかかっているのかを把握しましょう。
月額基本料金の低さを通話料が上回ってしまう場合もあると思うので、キャリアの無料通話はPHSの10分無料をうまく使って抑えられるかチェックを。

電話けっこうかけるよ+ネットもかなりする
次にネットをかなりするという人、キャリアは概ね月間の通信容量制限が7GBなので問題ないと思います。
PHSの場合は、スマートフォンであれば容量の大きなプランを。スマートフォンでなければMVNOのデータ通信プランとの併用がオススメです。
MVNOの場合も容量の大きなプランで契約しましょう。

電話けっこうかけるよ+ネットはあまりしない
ネットをあまりしない人はキャリアのネット容量を少なくできるかチェックをしましょう。月額料金を節約できるプランがるかもしれません。
PHSやMVNOの場合でも同じく自分の利用する容量に合っているか確認をしましょう。

電話けっこうかけるよ+ネットはしない(もしくはモバイルルータがある)
キャリアに通話のみのプランがあればそちらに変更を。
PHSの場合にもプランの見直しをしたほうが良いでしょう。
MVNOの場合は月間通信容量制限が最低のプランを選択しましょう。

電話はあまり使わないけど、できないのは困る派

自分ではかけないし、あまりかかっても来ないけれどいざというときにないと困るよね。という人は多いと思います。
そうした人は、MVNOかPHSとMVNO(もしくはモバイルルータ)の2台持ちがおすすめです。
リスクを取れるならIP電話という手も。。

電話はあまり使わないけど番号はほしい+ネットはかなりする
MVNOの音声通話プランで容量の大きなものを選びましょう。
もしくはPHSの通話のみのプランとMVNOのデータ通信プランの組み合わせも良さそうです。その際は容量の大きなものを。
ノートパソコンやデスクトップパソコン、自宅のネットもついでにひとまとめにしたいという人は、PHS+モバイルルータという組み合わせもありです。
ただし、自宅で大容量の通信を行う場合は注意が必要です(モバイルルータも通信容量に制限があるため)。

電話はあまり使わないけど番号はほしい+ネットはあまりしない
基本的には上のネットはかなりするの人と一緒でしょう。月間通信容量制限だけ、自分の使い方にあったものを選択しましょう。
モバイルルータを利用する際もどの程度利用するかを確認したうえで判断しましょう。

電話はあまり使わないけど番号はほしい+ネットはしない
PHSの音声のみがもっともよい選択でしょう。
大体端末代合わせても2000円ちょっとで利用できます。

電話なんていらねぇ!ネットができればOK派

かなりストイックだと思いますが、こういった人はMVNOのデータ通信プランかモバイルルータがおすすめです。

電話はいらない+ネットはかなりする
MVNOのデータ通信プランで、容量の大きなものを選びましょう。
おそらく、自宅でもかなりインターネットを利用する!という方がほとんどだと思うので、モバイルルータ1台で自宅も外も通信しよう!と言うのはおすすめしません。

電話はいらない+ネットはあまりしない
MVNOのデータ通信プランで容量の会ったものを選びましょう。
もしくは、モバイルルータを利用するという手もありだと思います。モバイルルータを利用する際は通信エリアに注意を。

電話はいらない+ネットはしない
通信費はかかりません!やったね。

今日の発見、気づき

ここ1年でいろいろとサービスを乗り換えたり、使ってみて失敗したことなどをまとめてみました。
ここ最近の動向を細かく追っているわけではないので、今は実は状況が違うんだぜ?ということもあるかと思いますが、おおまかな指標にしていただければ幸いです。
なお、IP電話アプリを電話というライフラインにするのは個人的にはおすすめしません。
OSと言うものの上に成り立っているアプリなので、使えなくなる要因が「OSアップデート」「アプリの不具合」「他のアプリの干渉」など様々考えられるためです。
ライフラインとして利用するのであれば、やはり信頼のおけるサービスにするべき、というのが僕が最近強く感じていることであります。
節約できるところを節約しつつ、生活が潤うように通信サービスを選んでいきたいですね。

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