【日本株】1月権利確定の高配当銘柄「スバル興業」

こんにちは。ななうみ(@nana_u_mi)です。

今日は1月に権利確定する高配当銘柄の中から、スバル興業を紹介します。
株価が高いので単元株で購入するのはためらわれる人も多いと思いますが、1株ずつ購入できる証券口座を利用するなどして積極的に狙いたい銘柄です。

利益も安定しているので、ぜひとも最後までご覧ください。

先輩博士
権利確定間近の銘柄を買うことで、入金から配当までのキャッシュフローを最速にする試みだ。ただし、権利確定月に買うのが最も安いわけではないからタイミングは各々で見極めてほしい。

Youtubeにも動画を載せているので、動画で見たい人はこちらからご覧ください(チャンネル登録してくれたら嬉しい!)。

スバル興業はどんな企業なのか?

まずはスバル興業、どんな企業なのか?ということですが、東宝系で道路メンテナンス・公共工事が主力の企業です。

東宝系らしく映画興行の事業を持っていたり、駐車場運営、橋梁設計なども行っています。

いろいろ手広くやっているんですが、セグメントの売上と利益を見てみるとこんな感じで、道路関連の業務が売上・利益ともに圧倒的な高比率となっています。

主な工事としてはこのようなものがありまして、私たちの生活インフラの中で「道」に関する分野を幅広く対応している企業となります。

インフラは景気悪化した場合に景気の下支えとして、政府が多めに発注することもありそうした意味でもある程度の安定性が期待できる分野です。

その反面、政府や自治体の発注量次第で業績が左右されるという側面もあると言えます。

過去の中期経営計画の振り返りを見てみると、売上高280億、営業利益35億という目標に対して、売上高289億、営業利益42億と無事に達成しております。

この点から、計画目標に対しては十分にコミットしていると考えてよさそうです。

2023年1月期から2025年1月期までの現中期経営計画では、売上高300億、営業利益45億となっています。

売上高もやや成長させる計画ですが、利益率を高める事を主眼に置いているように見えます。

また、今後の取り組みとして新たな事業への参画・拡大も視野に入っています。

と言っても、まったく畑違いの分野で事業を開始するということではなく、道路や設備の管理業務といった定期的な収入の見込める業務や、自治体と災害協定を結んで安定的な収入を得られる形態を目指す予定です。

今後の道路関連の業務としては、

  • 道路・橋梁・トンネルなどの老朽化に伴う改修案件
  • 防災・減災を目的にしたインフラ整備
  • 大阪万博に向けたインフラ整備
  • 集中豪雨などの自然災害に対する対策強化

などが見込まれています。

ということで、日本のインフラが整ったから仕事がなくなるというわけではなく、むしろこれからの維持管理や自然災害に対する強靭性など求められるものはまだまだあることが窺えます。

確かに、生活圏を見渡してみても古くなっている橋やトンネルなんかはたくさんありますし、最近の自然災害を見ているとインフラのあり方も変わっていかなければいけない気もしますよね。

人流に伴って不要になるインフラなんかもあると思いますが、仕事自体が大きく減っていくという未来は現時点ではあまりなさそうに思います。

資本政策の方針としては、1株当たりの基本年間配当を260円と定め、業績が予想値や目標値を上回って推移した場合は業績連動分として追加配当を検討するとあります。

現在の株価がかなり高いので260円が下限だとすると利回りは3%弱ということになりますが、それでも株価の下支え要因にはなりそうです。

スバル興業をデータから見てみよう

ということで、スバル興業の記事執筆時点のの株価は9160円、PERは7.5倍、PBRは0.78倍、配当利回りは4.15%です。

  • PER・PBR的には割安水準
  • 利回りも税引き後で3%残るので高い水準

となっています。

業績の推移を確認すると、2000年代は業績が低迷していましたが2015年以降は盛り返してきている印象です。

特にここ5、6年程はEPSも大きく成長しているのと、極端に利益がぶれないようになっているので、事業の安定感がありいい感じだと思います。

配当金も、基本的には大きく減配するようなことはなく額面としては安定感がありますね。

中期経営計画にあった配当の下限設定などもあり、配当への姿勢は割と積極的なのかなという印象です。

収益性を確認してみると、以前は1ケタ台だった営業利益率が15%前後まで改善されてきたことがわかります。

それに伴い、ROE、ROAも優良とされる水準まで上昇していて利益が十分に出ていることが確認できます。

キャッシュフローを見てみると、以前はフリーキャッシュフローがマイナスになることもありましたが、近年はプラスで推移しています。

営業キャッシュフローも直近の20年くらいではマイナスになっているのが1度しかないというのは評価できます。

投資キャッシュフローは基本的にマイナス、財務キャッシュフローは常にマイナスで推移しているので、お金の出入りは問題ないでしょう。

財務はBPS、自己資本比率、剰余金ともに増加傾向で問題ありません。

自己資本比率が86%と相当高い点も魅力的だと思います。

有利子負債倍率もハイフンとなっていて借り入れなしということですからこちらも好印象ですね。

先日動画で紹介した、適正株価を計算してみましょう。

過去20年の平均純利益は約112億円、EPS換算で約420円です。

GPIFの発表している日本株の期待リターン、5.6%でEPSを割ると適正株価が7501円とでました。

この株価と比べると、現在株価はやや割高という判断になりますが、先日の動画でも話をした通り、将来の成長や期待などはこの計算式に入ってきません。

近年の利益率が上昇してきていることや、事業が安定していること、順調に成長を続けていることを加味すると現在株価は特段高いという感じでもない印象です。

ただし、株価が権利確定日にむけて上昇している可能性はあるのでその点は注意ください。

ちなみに現在の剰余金を直近の配当総額で割った値がこちらです。

これは、これから先利益がでなかったとして、剰余金だけで現在の配当を何年維持できるのか?を表しています。

こうしてみるとスバル興業は28年は配当を維持できる模様です。

近しい企業をいくつか計算してみていますが、ノバックの32年に及ばないものの、十分に余力はあるといった状態となります。この点も安心材料のひとつと言えます。

それでは最後にチャートを確認しましょう。
こちらは、2019年9月以降を日足で映しています。

こうしてみるとコロナ禍以降、株価は横横で推移しながらも徐々に下値を切り上げてきていることがわかります。

青い丸で示したところを見てほしいのですが、8440円のラインがしばらく抵抗線になっていたのが2022年10月にはサポートラインに切り替わったことがわかります。

以前から、黄色の丸のところ、9210円を何度か試しているので、ここを上に抜けるようだと一段と株価の上昇も期待できると思います。

RSIを確認してみると、RSIの下限30のところで底値になって反発しているように見えるので、底値で拾いたいという人はそのタイミングを待つのもありかもしれません。¥¥

MACDは現在下を向いているので、もしかするといったん現在値から下がるタイミングはあるかもしれませんね。ただ、株価的にはそんなに下がらずに急に上に抜けることもあり得るので、投資タイミングはみなさんで測ってみてください。

おわりに

本日は1月に権利確定する高配当銘柄ということで、スバル興業を紹介させていただきました。

今月は他にも積水ハウスなども紹介したかったんですが、また時間のある時にご紹介できればと思っております。

先輩博士
今月は個人的にいいなと思える銘柄が限られていたぞ。
研修生
利回りだけ見て投資をすると痛い目をみるので、しっかりと厳選した銘柄を買っていきたいですね!

ということで、また次の記事でお会いしましょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

ABOUTこの記事をかいた人

フリーランスのUIデザイナー。情報設計と構造整理が得意。制作会社の執行役員を経て独立。 現在は技術書執筆やYoutubeで活動中。デザイン、Youtube、株式投資、社会制度の話題が多めです。 拙著「誰でもつくれる!UIデザイン入門」発売中