
こんにちは。ななうみ(@nana_u_mi)です。
今回は10月に配当金の権利確定する日本株銘柄から、僕が投資してもいいなと思える銘柄を3つピックアップしてみたのでご紹介します。

なんて人の参考になればと思います^^
僕の投資手法は、
- 高配当株を長期保有することで
- 配当益をもらいながら
- 安全に資産を拡大する
というものです。
短期間で資産が増えるような爆発力はないものの、
- 多くの人が実行しやすい投資方法で
- 資産拡大の再現性も高い手法
だと思います。
ゆっくりでもいいから着実に資産収入を伸ばしていきたい!という人はぜひ最後までご覧ください。

Youtubeにも動画を載せているので、動画で見たい人はこちらからご覧ください(チャンネル登録してくれたら嬉しい!)。
この記事では指標を確認しながら銘柄の説明をしていますが、記事内では指標の説明は詳しく触れていません。
指標そのものについて詳しく知りたい場合は、以下の記事を参考にしてください。
【高配当株投資】高配当株投資をする時に確認する指標の組み合わせとポイントを解説
ナトコ(4627)

まずはナトコになります。
高機能品に強みを持つ塗料の中堅メーカーということで、
- 塗料事業
- ファインケミカル事業
- シンナー事業
の3つで事業を行っています。業種は化学になりますね。
塗料はデザイン性だけではなく
- 光の屈折率だったり
- 自己修復機能があったり
- 熱に強かったり
- 曇りにくかったり
といった感じで、機能性のあるものが評価されているという事ですね。
ファインケミカル事業とシンナー事業では、そのままですが合成樹脂製品であったりシンナーだったりを販売しています。

ただ、それぞれの事業で技術開発などを積極的に行っているようです。
今後も競合と差別化したユニークな商品が出てくると、需要も伸びていくんじゃないかなと思いますね。

配当利回り

この記事の執筆時点での株価は1,695円、配当利回りは約3.42%となっています。

直近の配当金も、増配傾向で推移しているので今後の増配も期待できそうですね。
今後も同じペースで上がる保証はありませんが、配当額が5年で約2倍になるというのはかなり熱いですよね。
配当性向は30%とまだまだ余力があると思います。
今後も期待できるんじゃないでしょうか。
業績

売上高は過去最高を取ってくる予想となっていて、営業益からEPSも過去5年の中では最高を取る予定となっています。
特に今年のEPSの伸びはすごいですね、今まで150円いかなかったのが突然200円弱まで増えているということで、非常に好感が持てますよね。

成長性は大きくマイナスになる年はあるにはあるんですが、基本的には社会的に大きな事件が起きた年の影響とみていいんじゃないでしょうか。
それらを除けば毎年のように5~10%売り上げが成長してますから、長期にわたって順調に事業が成長していると言って差し支えないかなと思いますね。
キャッシュフロー

フリーキャッシュフローが毎年プラスなので問題なしですね。
財務

PBRは0.64倍で安いと思います。

BPSも年々増加していてまったく問題ないですね。
自己資本比率は77%あるので財務は健全だといえます。
上の図にはありませんが、
- 流動比率も358%
- PCFRも8.46倍
という事で、全体として安定感抜群の財務体質だと思いますね。
売上も増えているので大きな懸念は見つかりませんでした。
チャート

最後にチャートを見てみましょう。
まずは月足ですが、2009年あたりから波がありながら緩やかに上昇し続けていますね。
業績振り返ってみると、2009年以前は売上高がマイナスになる年も多かったのですが、2010年以降は売上高の成長とともに株価が押しあがってきているというのがわかりますね。
現在は過去の高値水準付近に来たという事で、ここを超えていけるかが注目です。

続いて日足です。
2020年10月末くらいからおおむねこの青い帯の間を行き来しながら上昇してきているのがわかりますね。
直近では高値を超えられずにやや下向きになっているのが気になりますが、反転して上昇するようなら買ってみてもおもしろいんじゃないかなと思いますね。

RSIの指標を使ってみてみましょう。
この紫色のラインがRSIで、RSIが何かというと売られすぎ、買われすぎを表す指標ですね。
今回は紫色の帯の上を68、下を30で設定しています。
こうしてみると、RSIが30を下回ったら買いで入るというのもおもしろそうですね。
スイングトレードなら68を超えたら売るという感じもありかもしれません。
こんな感じで、テクニカル指標を使って売買タイミングを計るのも一手ですね。
ただ、これ見てわかる通り売買タイミングを待っている間に値上がりしちゃうっていうケースもあります。
高配当株長期投資なら銘柄に確信が持てて、利回りが納得できるタイミングで買う方が買い時を逃さない説もあると思います。
自分の投資スタイルをチューニングしながら、いろいろ試してみるといいと思います。
エイケン工業(7265)
続いては エイケン工業 です。

補修用自動車フィルターが主力の会社で、全メーカー対応しているのが特徴ですね。
海外輸出も強化している点はポイントが高いでしょう。
エンジンオイルや燃料のフィルター、エンジンのエアフィルターなど、製品を絞ってニッチトップを取ろうとしている企業というポジションです。

- 自社で製造を一貫して行っている点
- 小ロットでの生産に対応している点
- 品質にこだわって海外に工場を作らない点
などが特徴だと思います。
特に、メイドインジャパンにこだわっている点については評価がわかれるところだと思いますが、VUCAな世界においてはむしろ状況を把握しやすい国内拠点に絞っているというのは売買判断がしやすいという点でメリットになり得ると思います。
配当利回り

さて、そんなエイケン工業ですがこの記事を執筆時点での株価は4,050円、配当利回りは3.46%となっています。
2018年から配当方針が変わって、配当金が大幅に増えていますね。
配当方針はそれ以降変更されていませんから高配当を維持してくれそうです。
2019年こそ増配していないものの、コロナ禍中の2021年には30円増配しています。
配当性向は36%で、まだ余力がある状態だと思います。
業績

続けて業績見ていきましょう。
ここ数年売上高は足踏み状態だったのですが、2021年は久しぶりの売上高過去最高となっています。
営業益からEPSもそれぞれ過去最高か近年では最高の値を取ってくる予想です。
2年前と比べても売上こそ届いてませんが、そ1点注意したいのが、昨年の揺り戻し需要だったんじゃないか?という点です。
昨年はコロナの影響で車もあまり動かさなかったため、今年になって消耗品のフィルターが昨年分も売れているという事は考えられるので、この点だけ注意したいですね。
とはいえ、経済活動が再開されてくれば消耗品のフィルターは定期的な交換があるため、安定した売上を上げることは期待できるかと思います。

成長性は直近10年に絞ってみれば、上がったり下がったりを繰り返しているものの
- 下がる時には小幅マイナス
- 上がる時にはマイナス幅より高めに上がっている
という事で、大きな問題はないんじゃないかなと思います。
キャッシュフロー

キャッシュフローは直近2年はプラスですね。
2018年はマイナスになっていますが、こちらは定期預金への預け入れのと有形固形資産の購入額がどちらも前年比で高かったことが要因となっているようです。
ですが、その後2年間は
- フリーキャッシュフローがプラスになっている
- 投資キャッシュフローが一服して、財務も着々と返している
大きな問題はなさそうに思いますね。
財務

そして財務ですがPBRは0.75倍で割安ですね。

BPSも年々増加傾向で、自己資本比率も75%前後を推移してるのでまったく問題ないですね。
上の図にはありませんが、
- 流動比率は318%
- PCFRは9.5倍
- 海外売上比率は39.45%
という事で、高配当株としては十分な財務体質だと思います。
特に、海外売上比率が高めである点は、今後の成長に期待がもてるんじゃないかなと思いますね。
全メーカー対応してるという点を活かして、この分野で首位を取ってくれたらおもしろいなという感じです。
チャート

最後にチャート見てみましょう。
こちらは月足のチャートになります。
上場してから株価下がっていって2017年18年あたりで大きく上がって、その後一服してまた上がってきているという状況ですね。
やっと初値付近までもどってきたということで、4,415円をまずは超えられるのかというのが注目ポイントかなと思います。

週足見てみましょう。
2019年、2020年と超えられなかった3,195円のラインを今年超えてきましたね。
結構強そうなチャートに見えますが、やはり今は4,195円をしっかりと超えられるかが見所ですね。
ここを超えられるといよいよ上場来高値にチャレンジしていくという事になりそうです。
積水ハウス・リート投資法人(3309)

そして最後は積水ハウス・リート投資法人ですね。
こちらは不動産を運営するJ-REITの銘柄になります。
名前の通り、積水ハウスグループが運営していて3大都市圏の住居・オフィスビルを中心に展開しています。

取り扱い物件の種類は
- 住居
- オフィス
- ホテル
- 商業施設
となっていて、長期的には住居、オフィスの比率をそれぞれ45%程度にしていく方針のようです。
コロナなど環境を劇的に変える状況になったときでも、住居の比率が高ければ入居率はカバーしやすいですし、ある程度の安心材料かなと思いますね。
テレワークの観点からオフィスの比率が高いのが気になるかもしれませんが、短期的には本部機能をすべてクラウドに移すというところまでいかないと思うので、しばらく大丈夫なんじゃないかなと思っています。

エリアは首都圏に70%、それ以外の地域に30%となっていますね。
海外への投資も可能としていますが、しばらく慎重姿勢で進むようです。
ただ、海外への投資が始まったら増収とリスク分散が進みますから、将来的には期待したいところですね。
配当利回り

この記事の執筆時点での株価は94,300円、分配金利回りは年によって異なるものの今年は利回り3.78%となっています。
過去5期分を見てみると分配金は上昇基調で、直近3期は1,650円以上となっています。
今の水準を維持すれば、将来的にも3.49%以上は見込めそうな状況です。
J-REITは一口から購入できますから、10万円以下で投資できる点も投資しやすいポイントかなと思います。
業績

2021年の業績は売上からEPSまで過去最高を取ってくる予想という事で、非常に頼もしい状況だと言えます。

過去10期分の売上高推移を見ても、売上高が減少したのは2020年4月期のみという事で着実に成長していることがわかります。
キャッシュフロー

フリーキャッシュフローは例年プラスですね。
中でも営業キャッシュフローが上昇基調にあるのは頼もしいと思います。
現金残高も増えていっているので、問題ないですね。
財務

PBRは1.41倍で割安だと思います。

BPSは増加傾向ではありませんが、同水準を保っているので問題はないかなと思います。
自己資本比率が50%程度で問題なしですね。
上の図にはありませんが、
- 流動比率は86.98%
- PCFRは28.26倍
- 売上高営業利益率は53.51%
という事で、流動比率とPCFRは今ひとつといったところですね。
人によっては厳しく評価するかもしれません。
僕としては褒められた水準ではないものの、他のJ-REITと比べて極端に悪いというわけではないので、許容範囲かなと思っています。
営業利益率が53.51%と高いので、その点を評価しています。
チャート

最後にチャートを見てみましょう。
こちら週足のチャートですが、2020年3月にコロナの影響でいったん大きく崩れたものの、それ以前からの推移を見ていると上昇傾向に見えますね。
直近は99,300円のラインで下に戻されたので、再びそのラインを越えられるかを試している段階です。
そこを超えると104,100円のラインに挑戦することになりますが、超えられれば上場来高値を取ってきて熱い状況になりそうです。
自分なりの投資の軸を見つけて未来をつくろう
ということで、10月権利確定の高配当銘柄を3つ紹介してみました。
個人的には結構おもしろいと思っている銘柄なんですが、未来は誰にもわからないので、実際に投資する時には自己責任でやっていきましょう。
今回の記事が、みなさんの銘柄選びの参考になれば幸いです。



ということで、今回の解説は終わりたいと思います。
この記事の内容が、少しでもみなさんの役に立てばうれしいです!
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最後まで読んでいただきありがとうございましたー!またねー!