技術書典6の振り返りと新刊のデータ販売のお知らせ


みなさんこんにちは、ななうみです。
4/14に開催された技術書典6という技術書オンリー同人誌即売会にサークル側として参加してきたので、振り返りです。
今回も、前回同様にイベント会場中央部、島中の配置でした。

当日までの準備

技術書典6の開催が告知されてから、すぐに申し込みをしました。
実は、前回のイベントで好感触だったので技術書典6は参加すると決めていたのです。

前回の本も、UIデザインを広く浅く取り扱ったものでまさに「デザインの導入本」という位置づけでした。
なので、「機能するUIを作れるようになる本」は続編を作って、内容を補完する必要があったんですよね。

参加申請のサークルカットなどは、前回の本の表紙をサークルカットに起用するなどして難なく終了。
前回は本の内容も、本に登場する人物のデザインも決まってない状態でサークルカットを作ったので、サークルカットの印象と実際の頒布物のイメージが結び付かない状態でした。
この点、今回は解消できたのでよかったです。

執筆から入稿

今回は、技術書典6の開催日の約2カ月前に執筆開始。本の内容の構想はそれよりもずっと前から行ってきていました。
おおむね記載する内容を決めていたので、2週間くらいですんなり脱稿できるかな?と思っていた(この時は)。

ちなみに、前回の技術書典で執筆した本の続編という形になっています。
前回同様Illustratorで作成しました。

執筆してみると、図解したほうがイメージが伝わる箇所が想定以上に多かったり、本を書きながら内容の粒度を揃えたりと、構想で詰めの甘い部分が露呈して作業が難航しました。
イラストを描いてくれているかいわれさん(@kaiwaresan)に非デザイナーにも意味の伝わる内容になっているかをチェックしてもらいながら進めました。(テキストが冗長で伝わりづらい部分があったので、校正大事!ですね)

そんなこんなで、作業が難航しつつも技術書典開催1カ月前には無事に脱稿しました。
今回は、前回よりもずっと産みの苦しみが深かった。。。

被チェック数と宣伝

前述のとおり、開催まで1カ月ほど余裕をもって入稿できたので、宣伝は前回の技術書典よりも事前に行うことができました。


約1週間ずつの被チェック数の推移です。最終519チェックでした。
前もって宣伝を行った分、前半にチェック数が集中して後半の上昇がいまいち…という印象。
前回は約2週間前からの宣伝で最終469チェックだったので、総数は伸びたものの期間伸ばした割には劇的な変化はなかったように思います。

SNS経由で自分の執筆したものを宣伝する経験が薄すぎたことが浮き彫りになり、新たな課題を感じた瞬間でもありました。
もともと発信内容が雑多ということもあり、フォロワーの中にも刺さる人と刺さらない人がいたというのが、大きな要因であるかもしれません。
んー、悩ましい。まだ、宣伝方法の最適解みたいなのがわからずにいます。今後要研究かな。

当日の様子について


いよいよイベント当日!
技術書典のイベントのいいところの一つに開催がちょっと遅めというのがあります。コミケだと大体5時には起きていろいろと準備し、7時には家を出ないと間に合わないのですが、技術書典は9時くらいに家を出てちょうどいいくらいの開催時間です。家からの近さとか、駐車場から会場へのアクセスの良さが影響している感じではあります。

前回はpixivPAYに対応していたのですが、今回は対応しませんでした。
理由は大きく2つ。
・前回のイベントでpixivPAYの利用率が低かったこと(かんたん後払いが公式でサポートされていることに所以するかもしれません)。
・会場での決済フローを絞ることで、決済にかかる時間を短縮しなければならないこと。

特に大きな理由は後者で、島中だとサークルメンバーは2名が適当で、それ以上はいても大して稼働に寄与しません(むしろスペースが狭くなるので棄損がありそう)。
2名体制で、瞬間最大客数を捌けさせるためには決済フローの簡素化が必須でした。ということで、pixivPAYは非対応になりました。

作りすぎた在庫


正直言って作りすぎたと思いました。新刊500冊+既刊増刷400冊。
搬入できるのか問題、そして段ボールを島中のスペースにおいておけるのか問題を抱えましたが、いずれも何とかなりました。詳しくは後述。
新刊は今まで作ったことのないページ数だったので、体積を読み切れなかったのですが、予想の2倍くらい物量がありました。

搬入


搬入に今まで使っていた台車の他、もう1台の台車を用意して乗り切りました。
今回導入した台車はかなりの優れもので、同人誌即売会向けに作られたと言っても過言ではない性能でした。控えめに言って最高でした。
台車のレビュー記事も用意してあるので、気になる方は読んでみてください。
同人誌即売会に最強のカート(台車)を発見したので紹介する!

設営


設営は段ボールの処理に苦戦しながらも無事に終了。
写真を見てもらうとわかるのですが、これでもかというくらい、本の平積みを高く積み上げることで処理しました。
スペース後方に少し高台を用意したのですが、この下も全部新刊です。ここまで出し切ってようやくスペース内に収まり切りました。あぶなかった。

A3ポスターとお品書き、幼女先輩と研修生の手作りポップなどを設営時には設置しました。
ポスターは今回結構攻めたデザインにしたのですが、このポスター気になって足を止めてくれた人っているんだろうか。。効果が知りたいなぁというのが現在の気持ち。

あと、被チェック数が多い人は最後尾札作るといいみたいな話を聞いたので念のために作りましたが、使いませんでした。
というか、技術書典のお客さんはコミケと違って列形成の概念があまりないので、最後尾札用意してもあまり機能しないんじゃないか説。
サークル側も即売会慣れしてない層が多いので、この点は運営からサークル側への即売会マナーの啓もうとかがんばってほしい感です。

頒布

頒布はpixivPAYがなくなったとは言え、かんたん決済にやはり多少の時間がかかるので、その処理に追われる感じでした。
立ち読みも比較的長時間(技術書なので当然)なので、優先的に購入が決まっている人がいるか声をかけて決済に回すというフローを取りました。
それでも、一時は10人以上がスペース前に並ぶ事態になり周囲にご迷惑をおかけしたと思います。次回はもっとこういった点をフォローしたい所存です。

幸い、島中とは言え端だったので、隣接スペースのいない方向に列が伸びてくれたこともあって、通路を塞ぐような事態は避けられました。
次回のイベント両隣にサークルがいるスペースだったらかなりやばいなぁ・・・と思いつつ、対策は練っていきたいと思います。


本の他に幼女先輩のアクリルスタンドを作りました。
自分が欲しくて作ったのですが、最小ロットが5だったので、あまりの4つを頒布することに。無事に全員お迎えいただきました。ありがとうございます。

というか、意外と「アクリルスタンド」ほしい!って言ってくれる人が多くて驚きでした。
次回のイベントにもできれば作って持って行きたいな。研修生も作れるといいねって思っています。

頒布数

頒布数ですが、
新刊・・・490冊
既刊・・・373冊
合計863冊を頒布することができました。

イベント出展料や印刷代、見えない経費などいろいろありますが、売上金額自体はまさかの68万OVER!!
前述のとおり、完全に作りすぎ(というか劣化する内容ではないので多めに刷って、1年2年かけて売るつもりだった)という認識だったので、ほとんどなくなってしまい嬉しいよりも驚きの方が大きいですね。当日は帰宅してからも実感がわかなかったです。
多くの人に、手に取ってもらうことができて本当によかったです。ありがとうございます!!

人間とは恐ろしいもので、このくらい売れるんだったらもう300冊ずつロットを増やしておけばよかったなんて今は思っています。なんて欲深いのだ…。

評判について

評判については、ありがたいことにいろいろとコメントをいただいているのでtogetterにまとめさせていただきました。
ざっというと「感覚的だったところが、体系化できてよかった」「本の内容が濃かった」「ユーザー目線の大切さを学ぶことができた」といった感じ。ありがとうございます!!
伝わってほしいことが伝わったようで、とてもうれしかったです。

興味のある方はよかったら覗いてみてください。
機能するUIを作れるようになる本-IA・レイアウト編-の感想まとめ

KPT

最近、あまりKPTやっていないのですが簡単に今回のイベントをまとめていきたいと思います。

Keep

・被チェック、頒布数ともに伸びた。
・余裕を持った入稿ができて、宣伝に時間をかけることができた。
・持ち込み数量と頒布実数が売切れず、余り過ぎず最高だった。
・お釣り間違えといったトラブルが起こらなかった。
・幼女先輩のグッズに需要があることがわかった。
・島中持ち込み数の限界がみえた。

Problem

・頒布物にタイプミスがあった。
・余裕があったので2冊目を作ってもよかったかも(構想はあったのに実行できなかった)。

Try

・2冊同時リリースやってみたい。
・研修生のアクリルスタンドなどのグッズ化してみたい。
・タイプミスがないよう、細部までチェックを行う。

こんな感じ!
次もがんばるぞおおお!!

電子版の販売について

振り返りはこんな感じでした。
イベントそのものについてもいろいろと意見がありますが、それらはいったん主催の方にアンケートで送らせていただいているので割愛します。
あくまで、サークル参加者としての振り返りといった感じでした。

最後に、当日技術書典に参加できなかった方や、この記事で僕の本を知った方向けに電子版の情報をお届けして終わりたいと思います。
紙の本はイベント限で販売する方針なので、紙がいいよ!という方はすみませんがぜひイベントにお越しいただけると嬉しいです。

BOOTH

BOOTHではPDF形式で本を頒布しています。
機能するUIを作れるようになる本-IA・レイアウト編-

note

noteではnoteの記事という形で頒布しています。内容はPDF版と一緒です(ちょっと販促用の前置きがあります)。
機能するUIを作れるようになる本-IA・レイアウト編- note版