

こんにちは。ななうみ(@nana_u_mi)です。
今回の記事では上記のような質問に回答していきます。
結論から言うとフリーランスになって失敗したり、後悔する人の特徴は次の5つです。
- 仕事をやらされ感覚でやってる人
- 時給感覚で仕事をしている人
- 仕事が楽になると思っている人
- 現状維持で生きていきたい人
- スキルのかけ算ができない人
それぞれどういうことなのか、何がダメなのか、どうしたらいいのかを解説していきます。
「上記に当てはまりそう…」という人も記事の内容から気を付けるべきポイントが見えてくると思います。
あらかじめ失敗する特徴を押さえて、対策をしていきましょう。
目次
フリーランスになって失敗するとはどういうこと?


この記事では以下の2つをフリーランスの失敗と定義しています。
- フリーランスの働き方について、強いギャップを感じてしまう
- 売上を作れなくて廃業してしまう・生き残れない
この2つはフリーランスあるあるですね。
理想的な働き方だと思ったけど、現実とのギャップに耐えきれなくて辞めてしまったり。
そもそも売り上げを作ったり、仕事を獲得する能力が足りなくて廃業してしまったり。
ということは、大きな後悔をともなう失敗かなぁと思います。
事前に知ることで、理想と現実のギャップを埋めたり、気を付けるポイントを意識できるようになっておきましょう。
1.仕事をやらされ感覚でやってる人

仕事をさせていただいております!!みたいなすごく低姿勢でいた方がいいってこと?
仕事をやらされ感覚でやっている人とは
- 自分から仕事を探せなかったり
- お客さんに提案できなかったり
といった感じで、能動的に仕事を自分で作れなかったり、指示待ち人間のことです。
これの何がだめなの?と思うかもしれませんが、そもそも企業はフリーランスを以下のような理由で雇っています。
- 専門的な内容だから、プロにお任せしたい
- リソースが足りないから、一時的に即戦力の人に参加してほしい
こんな感じです。
プロならプロの知見から何か提案してほしいし、やるべきことをリストアップしてほしい。
リソース不足で雇い入れてるんだから、何でもかんでも指示を待っているんじゃなくて能動的に働きかけてほしい。
企業側はこう思っているはずです。

究極的にはその人に報酬を払うことで、より高い利益を稼げると見込んで雇っているわけです。
しかも、アルバイトやパートと違ってフリーランスの報酬は高額です。
高いお金を払って、アルバイトやパートと同レベルの働きしかできない人を雇いたいとは思わないでしょう。

今、能動的に動けてないという自覚がある人はどうしたらいいんでしょうか?
今、自分から動けていない人は、自分からアクションを起こすくせ付けをするといいと思います。
- 理由をつけてアクションしなかった人は、アクションできない理由が避けられない場合以外はアクションしてみる
- アクションすることで指摘されるのが怖い人は、手が空いた時に誰かをサポートする
といった感じで、自分がアクションできない理由を客観視してみて、やれることからはじめてみましょう。
2.時給感覚で仕事をしている人
時給感覚で仕事をしている人とは
- 収入が足りなければ残業したり
- 努力(プロセス)すればなんとかなる
と思っているタイプの人です。
基本的にフリーランスは労働時間を長くしても報酬は増えませんし、努力ではなく結果を評価されます。
なので、会社員のように長時間労働しても残業代は出ないし、評価もされません。
やや極端な例ですが逆に言えば、成果さえ出していれば1日の労働時間は1分だけでもかまわない。ということです。
フリーランスが時給感覚で働いていると
- 働いても働いてもお金が増えない
- こんなに努力しているのに報われていないように感じる
- もしかして取引先に搾取されているのでは?
といったように、自分はがんばっているつもりなのに結果が伴わなくて辛くなってしまうかもしれません。
辛く感じるとせっかく独立したのに不幸になった気がして、続かなくなってしまいます。

仕事をしていくうえでどうしても時間がかかるものは出てくると思います。
大切なのは、その状態が長く続かないようにすることです。
フリーランスにとっての成果は
- 顧客との取引に必要な労働力・生産物
- 自身の売上
の2つあります。この2つのうち大切なのは自身の売上です。
自分の事業がちゃんと売上立てていられなければ、生活することも・リスクに備えることも・新しいことに挑戦することもできません。
- 常に仕事に時間がかかる人は、自分の能力と依頼の難易度が釣り合っているか確認する
- 常に金額以上に時間や手間のかかる顧客からは離れる
このように、なぜ時間がかかっているのかを把握して対処していけばクリアできるでしょう。
時給感覚というのは意識の問題なので、売上総額ではなく時間単価を気にしてみましょう。
3.仕事が楽になると思っている人
フリーランスになると、会社の行事や飲み会といったものからは解放されます。
しかし、フリーランスになったら仕事が楽になるかというとそういうわけではありません。
フリーランスは確かに
- 時間的に拘束されにくく自由
- 働く場所を選ばずにリゾート地でのんびり仕事
- 飲み会や会社のバーベキューなどに参加しなくてもいい
こういった自由な側面はあるし、望めば手に入る可能性があります。
しかし、それは仕事の苦楽とはまったく別の話です。
自由 = 楽
という方程式ではないという事ですね。

むしろ人によっては今まで以上に仕事でプレッシャーを感じるかもしれません。
そもそも、フリーランスの基本は「俺は能力があるから傭兵稼業で食っていくぜ」というスタイルなので、楽さを求めるものではありません。
働き方そのものは自由(気楽)だけど、
- 売上を作るのは大変
- 将来のリスクは会社員よりも高い
- スキルアップを続けないと廃業するかもしれない
などの理由で、仕事自体はむしろ大変になるというのは知っておいて損はありません。
余談ですが、楽さを求めて暮らしたいのであれば
- ビジネスオーナーになる(徹底的に自分が楽をできるスキームを作る)
- 投資家になる(配当などの資産所得で暮らせるだけの投資を行う)
- 生活保護を受ける
のが現実的だと思います。
4.現状維持で生きていきたい人
短期的に現状維持したり、立ち止まるのは時には必要かもしれませんが、長期的に努力を積めない人は失敗する確率が高まります。
あなたが立ち止まっても、社会は進んでいきます。
そうして考えると、停滞は衰退だと言えます。

会社員であれば、それでも組織の隅っこで生かしてもらえるかもしれません。
ですが、フリーランスの処遇は本人以外に責任を負いませんから、仕事も居場所もなくなってしまうかもしれません。
自由な働き方を選択するのも自分、事業の結果どうなろうと責任を受け入れるのも自分ということです。
「独立したら努力せずに今できることで食いつないでしのげればいい」というスタンスでは、あと数年でリタイアできるという人以外は厳しいでしょう。
- 生き残るために努力して自由を得ること
- 努力せずに現状を維持すること
この2つを天秤にかけてどちらがいいか考えてみましょう。
前者を選びたい!という事であればフリーランスになることをおすすめします。
もし今の時点で現状維持をするクセが付いている人は、いきなり独立ではなく副業から始めるとか、努力が本当に継続できるかを確かめながら前進するといいと思います。
5.スキルのかけ算ができない人
最後の特徴はスキルの掛け算ができない人です。
どういうことかというと、特定の技術やスキルだけを深く習得していこうとする人です。
こういう人は、突き抜けてトップオブトップまで行けば仕事はたくさんあると思います。
しかし、そこまで行けなければ
- 1か所にしか知見がなく使いづらい
- 技術に興味があるだけで、課題解決に興味がない
といった評価をされかねません。
スキルアップをしようという心構え自体はとてもいい事だと思いますが、何かを意思決定しようという時に特定技術に絞って意思決定することは稀です。
何をすれば課題を解決できるか?という問いかけが先に合って、その中に各技術でやれることが並んでいる。という構造です。
上記のようなとき、技術Aに特化して詳しい人よりは、技術A、B、Cどれもそつなくこなせる人の方が、意思決定がどう転んでも使いやすいです。

そうした観点から、フリーランスとしてやっていくには1つのスキルの習熟度よりも、複数のスキルを持っている方が生き残りやすいと思います。
例えば
- プログラミング × ネットワーク
- UIデザイン × マーケティング
- イラスト × グラフィックデザイン
といった感じです。
例はわかりやすく職種をかけ算していますが、特定職種の中でのスキルセットに幅を持たせるのでもいいと思います。
極まった技術でなければ解決できない課題は基本的にほとんど存在しません。
それよりも、スキルとスキルを掛け合わせたときに価値が生まれることが多いというのは覚えておきましょう。

それよりは、様々な技術を習得して技術の掛け合わせで価値を作る方がフリーランスとしては生きやすいだろう。
当てはまっている人はフリーランスはあきらめた方がいい?


自分が向いてない部分があるとわかったら、それをどう乗り越えるか考えて行動するんだ。
ここまでフリーランスで失敗しやすい人の特徴をまとめておいてなんですが、これらの特徴ひとつも該当しないということは稀なんじゃないかなと思います。
僕も以前はスキルのかけ算が十分にできていたとは言えませんし、現状維持で数か月動けないこともあります(2020年はわりとそんな感じでした)。
ですが「この状態は良くない」というのをちゃんと理解して、ちゃんと動き出せる人ならフリーランスになったとしても取り返しのつかない失敗はしないんじゃないかなと思います。
フリーランスになる前は独立に対して不安もあって、踏み切れなかったりしますが
- 副業から始めてみる
- 小さなトライを積み重ねる
といった感じで、リスクを押さえて独立に向けて足場を作っていくこともできますから、フリーランスに憧れや希望を持っている人は、少しずつ行動していきましょう。
ちなみに、フリーランスになる方法などは以下の記事に詳しくまとめてあります。
あわせて読んでみてください。
フリーランスになって失敗する人の特徴まとめ
それでは最後に、フリーランスになって失敗する人の特徴をまとめていきます。
- 仕事をやらされ感覚でやってる人
- 時給感覚で仕事をしている人
- 仕事が楽になると思っている人
- 現状維持で生きていきたい人
- スキルのかけ算ができない人
特徴としては上記の5つでした。
しかし、どれも当てはまってはいけないという事ではありません。
どれかに当てはまっているからフリーランスはあきらめなければいけない、という事ではなくて、これらの特徴を理解し知っておくことが重要です。
知っていれば、回避することはできるからです。
また、今ではいきなり独立する必要もなくて
- 副業から始めてみる
- 小さなトライを積み重ねる
といった小さなことからチャレンジして自分の足場を固めることができますから、少しずつチャレンジして学んでいくのがいいと思います。




自分の特徴を知って、失敗する特徴を知っていれば、回避できるから失敗しづらくなるだろう。

ということで、今回の解説は終わりたいと思います。
この記事の内容が、少しでもみなさんの役に立てばうれしいです!
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最後まで読んでいただきありがとうございましたー!またねー!