


こんにちは。ななうみ(@nana_u_mi)です。
自分に合った投資スタイルを見極めるためには、どれも試してみる必要があります。
ですが、試すにしても資金が必要だし、減ったら悲しいし、挑戦するにも勇気がいる…こんな思いの人は結構いるでしょう。
ということで、今回は株式投資の中でもいくつかの投資スタイルを経験してきた僕が高配当株投資をメインで行っている理由を解説していきたいと思います。
僕は2017年から
- 個別株
- 投資信託
- 仮想通貨
で資産運用を始めて、いろいろな投資スタイルを経験しながら、2019年末から高配当株投資をメインに運用を開始しました。
- 資産が着実に増えることを重視している人
- 大金持ちにはならなくていいけど、5000万円くらいの小金持ちにはなりたい
- 老後の資金不安から解放されたい
こんな人には参考になると思うので、ぜひ最後まで読んでいってください。
なぜ高配当株投資なのか?
僕は現在、日本の個別株や投資信託の積立、米国ETFなどをやっています。
その中でも、個別株の高配当投資がメインとなっています。
(米国の高配当ETFはやってみたいと思ってます)
高配当株投資がメインな理由は「勉強すれば比較的誰でも勝ちやすい投資」だからです。

ちなみに、僕は今までの株式投資で大まかに以下のようなトレード方法を試してきました。
- 高配当株投資
- ファンダメンタルズ分析ベースの中長期投資
- チャート分析ベースのスイングトレード
- 9:00~9:30までの超短期トレード
これ以外にも、細かな指標などの組み合わせを考えると数十のパターンはあります。
これらの手法を試して、今のところ最適な投資だと思っているのが高配当株投資というわけです。
試してきた各投資のメリットとデメリット
せっかくなので、試してきた各投資のメリットとデメリットを紹介していきましょう。

ということで、自分にはどんな投資があってるかな?というのを確認する意味でも、見てみてもらえると良いかなと思います。
高配当株投資
僕が現時点で最適解だと思っている投資手法になります。
株式投資で利益を出す方法は
- 値上がり益(キャピタルゲイン)
- 配当益(インカムゲイン)
のどちらかしかありません。
高配当株投資とは、その名の通り高い配当利回りの株を買って、保有し続けることで配当益を毎年貰い続けるという投資スタイルです。

メリット
- 企業分析をある程度やれば買っていい銘柄か悪い銘柄かわかる
- 買った後は放置できる
- 放置しても利回りが下がったりしない
- 時間に余裕ができる
メリットとしては上記のようなことがあげられます。
配当を出し続けるだけの能力があるかどうか、企業分析をする必要があります。
高配当銘柄を選ぶ場合の企業分析は、ある程度見るべきポイントが決まっているので、最初にそのポイントを押さえてしまえば誰でもできます。なので、投資家の能力に依存せずに銘柄を決めることができ、再現性が高いです。
買ってしまえば、株価自体が上がっても下がっても、配当金が変わらない限りは決まった年間リターンを生むことができるのも魅力的な点です。
定期的に配当が下がってないかとか、業績が悪くなってないかといった点を確認する必要はありますが、他の投資手法と比べて時間に余裕があるのも魅力的だと思います。
デメリット
- 資産が増えるスピードが緩やか
- 配当額が下がると株価が大きく下がる
デメリットは上記の2つです。
資産が増えるスピードが緩やかというのがどういうことかというと
例えば、100万円の投資で5%の年間リターンを得られるとします。
すると、年間の利益は5万円です。
これが値上がり益を狙うような投資の場合だと、
100万円の投資で1%の利益がでたら売却するとします。
すると、利益は1万円です。
上記を年に5回、10回と繰り返せれば、高配当株投資よりも高いリターンになります。
このように回数を重ねることでリターンが増えるような投資ができないのはデメリットだと言えます。
また、高配当株投資は高配当であることが評価されているので、配当が下がると大きく株価を下げやすい点も覚えておきましょう。

安定した配当利回りと見通しの良さがメリットだけど、自分流で高いリターンを取りに行く感じじゃないんですね。
ファンダメンタルズ分析ベースの中長期投資
企業の本質的な価値を分析して、市場評価と乖離があれば投資するという手法です。
- 本当は株価2000円くらいの価値があるはずなのに
- 市場から評価されていなくて株価が1000円しかない
こんな株はいずれ評価が見直されて、あるべき価格になるはずです。
なので、それを狙って買っておくという感じです。
短期間で価格が上昇するものではないので半年~3年といった期間で値上がりを狙う手法になります。
事業成長の勢いがあって、成長し続けている会社への投資はグロース投資。
着実に利益を生んでいるのに、成長性が低いために割安で放置されている会社への投資はバリュー投資といいます。

メリット
- 中長期的な判断をするので冷静に検討しやすい
- 当たるとテンバガー(購入価格の10倍の値段になること)になることもある
- 値上がり益だけではなく、配当益も狙える
メリットを挙げると上記のようなポイントになります。
まず、中長期的な投資になるので焦って売買する必要がなく、企業分析をじっくりと進められます。
市場から評価されて株価が上がり始めると、テンバガーと呼ばれる購入時の10倍の価格が付くこともあります。まれなことではありますがこれだけでも十分に魅力的ですね。
また、長期間保有することになるので値上がり益だけではなく、配当金を手に入れることができるのも魅力的です。
保有している間に増配になれば、配当金も増えて株価も上がるという状況になるかもしれません。
デメリット
- トラブル(不祥事など)があると投資の前提が崩れることがある
- 短期の価格下落(調整)などに狼狽えない精神力が必要
- 企業分析が難しい
投資の判断をした時には何も問題がなかったとしても、株を保有している間に不祥事が起こったり事件があったりすると、投資の前提が崩れることがあります。
また、株はたとえ業績自体が好調だったとしても、ずっと右肩上がりに伸び続けるという事はありません。
ある程度の間隔で、価格が下がる調整局面というのが必ずあります。
相場の中にいると「もしかしたら今が最高値でこのまま株価が落ちるかも」と思って売りに走ってしまうこともありますが、十分な利益を手に入れようと思ったら狼狽えない精神力が必要です。
あとは純粋に企業分析は難しいですね。
僕も2年近くこうした取引をやっていますが、企業を分析していけると思ったら政治情勢が良くなくて株価が下がったり、企業を分析していいなと思ったら、実はライバル企業の方がさらに良かったりすることもありました。

テクニカル指標とチャートベースのスイングトレード
テクニカル指標やチャートの形状から短期的な値動きを予想して売買する投資手法です。
企業分析をするよりは手軽な手法ですが、指標やチャートの情報を読み解く能力が必要です。
資本を投下して売却するまでの期間は、だいたい1週間から4週間以内になります。
投資判断が行いやすくて、個人的には結構好きな投資スタイルです。

そのため、投資に必要な観点は少なくて済むが、取引回数が多く多くのチャートで投資機会を探す必要があるぞ。
メリット
- テクニカル指標やチャートを使って機械的に判断し、勝ちパターンを見つけられれば再現性が高い
- 短期的な値動きを追うので信用取引で値下がりを狙う取引ができる
- 短期間で売ると決めて投資をしているので売り時を判断しやすい
メリットとしては勝ちパターンを見つけることができれば、再現性が割と高い投資だという事です。
自分なりの勝ちパターンを見つけるまでが結構苦労しますが、個人的にはテクニカル指標やチャートを読む練習にもなるし、良い投資だと思っています。
短期的な値動きを追うため、上がると思えば現物、下がると思ったら信用取引でショートという形で取引することもできます。
僕は現物以外で取引したくない派なので、現物取引しかしたことはないです。
また、買うタイミングよりも売るタイミングの方が難しいと言われていますが、短期間で売ると決めて投資をしているので、売りやすい手法でもあります。
デメリット
- 短期間の投資を年に何回も回すことになるので常に銘柄選定をする必要がある
- 利ザヤが小さいと手数料負けする可能性があるため、ある程度の投資資金が必要
デメリットとしては短期間の投資を年に何回もやらなければまとまった利益にはならないので、常に銘柄選定をするために株の情報を調べる必要があるということです。
また、利ザヤが小さいと取引手数料に利益が負けてしまい、損が出る可能性もあります。
ある程度まとまった資金を持って、少しの値動きでも手数料に負けない利益が出るようにする必要があります。

9:00~9:30までの超短期トレード
毎日最も値動きが激しく取引量の多い、9時~9時30分までに
- 銘柄選定
- 購入
- 売却
のすべてを完了させる投資手法です。
瞬発力が必要で即座に判断して売買する必要がある一方、経済状況を追いかけるといった取引時間外での投資の勉強が他の投資手法と比べて極端に少なくて済みます。
銘柄選定は前日終値からの値上がり率ランキングを見て決めます。
そして、今投資しても値段が上がると思った銘柄に対して資金を投下し、目標価格に届いたら売るという感じ。
毎日投資した額の1%でも増えればいいというスタンスで日々少額の利益を積み重ねていくスタイルです。

メリット
- 取引時間外に経済状況を確認したり学んだりといった時間が取られない
- 不景気などの相場影響誤受けにくい
- 時間に余裕がある
- 日をまたいだ相場の変動に強い
前日終値からの値上がりランキングで銘柄を決めるので、経済状況などのニュースを追いかける必要は基本的にはないと言えます。
また、不景気になったとしてもいくつかの銘柄は価格が上昇しているものなので、そうした相場の影響を受けにくいというのもメリットでしょう。
毎日30分しか時間を取らないので、人によっては仕事と資産運用を並行して行う事が可能かもしれません。
そうでなくとも、この取引方法しか行わないと決めてかかるなら、資産運用にかかる時間は毎日30分のみとなるので、かなり時間に余裕ができます。
また、毎日持っている株は売却して取引を終わるので、取引時間外のニュースの影響を受けないのもメリットのひとつです。
デメリット
- 限られた時間の中で情報収集・投資判断・売却判断をする必要があり忙しい
- 操作ミスが命取り
- (個人的には)利益を出す再現性が低かった
デメリットとしては、かなり忙しいという点です。
限られた時間の中でランキングから銘柄を選んで、投資判断をして、買ったらすぐに売却準備をする。
しかも、数秒が命取りになるくらいこの時間は相場の変動が大きいので、操作ミスが許されないのも痛いです。
個人的には、うまく言った取引もあるけどそうでない取引もあって、そこに再現性を見出せなかったのでかなりギャンブルな投資だと思っています。
あと、10秒で5万損するとか平気であるので、精神力がタフじゃないと厳しいかもしれません。

高配当株投資をすることで得られるもの
ということで、いろいろな投資手法を見てきました。
改めて高配当株投資を整理すると
- 資産が着実に増えやすく再現性が高い
- 資産の増加スピードは緩やか
- 時間に余裕ができる
という事になります。
もちろん、今日紹介してきた投資法以外にもたくさんの手法があるので、他の方のブログ記事なども参考にしつつみなさんの投資スタイルを決めていってもらえればと思っています。
個人的には
- まずは高配当投資で着実なマネーマシンを作って
- 余剰資金が出てきたら他の投資方法を試してみて
- 高配当投資と組み合わせたり、乗り換えたり自分のスタイルを確立する
って流れがいいんじゃないかなと思います。
というのもなぜかというと、実は投資ってはじめたら最後、目標の資産に達成するか生涯にわたって続けていく活動だと思うからです。先は長いからってやつですね。
投資期間が長ければ長いほど
- 投資の総資金が増え
- 経験値総量が増え
- 時間のリスク分散も進んで
負けにくくなっていきます。
そんな長期戦の株式投資の1歩目で失敗して、投資は嫌だ。怖い。やらない方がいい。
って思ってしまうのってもったいないと思うんです。
なので、最初に確実性の高い投資から取り組むのがおすすめですね。
働かなくても配当で年間10万円てにはいった!という体験をしたら、だんだん配当を増やしたいとなっていくので、それからいろいろ試しても遅くはないかなぁと思います。
高配当投資をはじめて手に入れられる一番の財産は
- 資産収入が手に入る体験
- 成功体験
この2つなんです。

どうせ長期戦になるなら初めから大きなリスクを背負う必要なんてないと思うぞ。気長にいろいろ試せる土台を作ろう。
ちなみに、高配当株投資をはじめつつ、空いた時間は副業をするなり自分のビジネスを立ち上げることをおすすめします。
これは、自分のビジネスを持っている人と持っていない人では
- 収入や稼ぐ力に大きな差が生まれてしまうこと
- 自分のビジネスを持っている方が、税金を取られるタイミングが有利なこと
が理由として挙げられます。
税金のタイミングについては以下の記事で詳しく解説しているので、あわせて読んでみてください。
さっそく高配当株投資をやってみよう
資産運用に興味があるけど、まだ投資をやったことがないよ。という人は高配当株投資を検討してみましょう。
最初にもお伝えした通り、高配当株投資で資産1億以上のお金持ちになるのはハードルが高いかもしれません。
ですが、資産5000万円以上の小金持ちには誰でもなれると思います。
着実に生活を楽にしたり、良い人生にしていくための選択肢のひとつだと言えるでしょう。
成功しやすい投資で「自分にもできるんだ」という経験をすると、資産運用に対する必要以上の恐怖も、難しそうという印象もがらっと変わっていくと思います。
そもそも投資ってものがよくわからないよ!という人は、こちらの記事を参考にしてください。
具体的なやり方はまた近いうちに解説する予定なので、ぜひ参考にしてみてください。


積み立て投資の場合、配当金に当たる利益は追加で積み立てに回されるが、高配当株の場合は自分の口座に入金されるぞ。

ということで、今回の解説は終わりたいと思います。
この記事の内容が、少しでもみなさんの役に立てばうれしいです!
面白かったよ!ためになった!という人はぜひSNSなどでこの記事をシェアしてください!
最後まで読んでいただきありがとうございましたー!またねー!