


こんにちは。ななうみ(@nana_u_mi)です。
今回は上記のような人向けに、大失敗せずに資産収入・資産所得を手に入れる方法を解説します。
僕は2016年から投資活動を始めて、記事執筆時点で投資にかけた元金は50%増えています。
投資初心者の人よりは多少知見があると思うので、資産形成するために
- 大失敗せずに資産収入を作る考え方
- 投資商品にお金を突っ込んでいく順番
を解説します。先に結論を伝えると
これに尽きます。
詳しく見ていきましょう。

大失敗せずに資産収入を作る考え方
投資をやる前って、多くの人が

と考えがちですよね。
こうした不安は2つのポイントを押さえれば解消できます。
- なくなって困るお金は突っ込まない
- 自分の投資資金以上のリスクを負わない
これだけです。
なくなって困るお金は突っ込まない

再起不能というのは、生活が困窮したり、支払いに困ったりといったケースです。
投資をする理由は
- 収入経路を増やす
- 労働以外での収入を得る
だと思います。
人によって投資に求めるリターンは異なりますが、少なくとも資金を減らしたり損をしたくて投資をする人はいないはずです。そう考えると
- 再起不能なダメージを受けないこと
- 大きなリスクを取らずに、着実に資金を増やしていくこと
が大切だと言えます。
仮に、投資で失敗したとしても再起不能になっていなければ、労働で稼いで再チャレンジできます。
再チャレンジできる限り、資産を形成していく可能性はあるわけです。
生活が困窮したり、支払いに困るような「なくなって困るお金」は投資に使わないようにしましょう。
自分の投資資金以上のリスクを負わない

などという事は、少なくとも初心者のうちは考えないようにしましょう。
レバレッジとは他人の資本を使うことです。自分の資金が少なくても、他人の資本を借りることで大きな取引ができます。
ですが、大きな取引という事は利益が大きくなる一方、損失も大きくなるという事です。
自分の資本以上のリスクを抱えることになるので、目論見が外れて損が出た場合は最悪借金が残ります。
レバレッジをかけなければ、自分の投資した資金以上に損が出ることはないので、借金にはなり得ません。
借金は再起不能なダメージにつながりかねないので、僕はやめておいた方がいいと思います。
リスクとリターンはシーソーのような関係
ついでに気を付けておきたいのは、リスク(不確実性)とリターンの関係性です。
- リスクが小さくてリターンが大きい
- 絶対損はしません
- 短期間で誰でも1000万プレイヤー!
とか、そういうものはこの世に存在しません。
あるとすればほとんどがまがい物、詐欺商品です。
そんなものがあるとすれば、今頃世の中お金持ちだらけのはずです。
こうした甘い誘惑には騙されないように注意しましょう。

投資商品にお金を突っ込んでいく順番

いよいよ投資ですね。何からやっていけばいいですか?

労働収入を増やす段階

意外に思うかもしれませんが、投資を始める時に真っ先に考えるべきは自己投資です。

こう思った人も多いかもしれません。
でも以下の点から自己投資は最強の投資だと言えるんです。
- 自分の知識や考え方を鍛えるので投資額が少ない(毎月数冊の本を買うだけ)
- 能力が上がると給与を上げたり、上がるところに転職しやすい
- 自己投資が失敗したとしても身についたことはなくならない
- 収入が上がると効率良く金融商品を購入できる
このように、自己投資は失うものが少ない割に、得られるものは多いという特徴があります。
例えば
- 本を1万円分買って自分の能力を高めたとします
- 昇給したり転職したりで月給が1万円上がったとしましょう
- 元本が1万円で、年収が12万円上がったら「年利1200%」になります
投資の神様といわれる、ウォーレンバフェット氏が運営する投資会社「バークシャーハサウェイ(Berkshire Hathaway Inc.)」の1965年から2019年末までの年率換算リターンは20.3%と言われていますから、自己投資がいかに高利回りなのかがわかると思います。

ただし、注意しておきたいのは自己投資で増やせる収入はある程度限界がある点です。
すでに十分な収入がある人(生活に余裕があり、毎月定額を投資に回せる状態が理想的)や、自己投資をすでに行っている人、自己投資を行ったとしても資金に余裕がある人は並行して金融商品を買っても問題ありません。
また、自己投資はともかく直近で転職は考えていたよ!という人は、給料を上げる4つの要因について解説した記事もあるので、そちらも合わせてお読みください。
金融商品を買う段階
金融商品を購入できる段階の人は、以下の順序で購入を検討するとよいと思います。
- NISAを使った投資信託
- 日本の個別株
- アメリカのETFや個別株
- J-REITやインフラファンド
- ゴールドや仮想通貨
- 債権
投資商品は他にもありますが、当面はこの6種類を覚えておくだけで十分です。
はじめはトレードになれる意味でも少額でスタートしましょう。

こう思うかもしれませんが、知識がない状態で全力投資して、資金が枯渇してしまっては意味がありません。
また、金融商品の評価額が減ったときに思っていたよりも狼狽してしまうことも珍しくないんです。
こうなると、もはや冷静な対処は難しくなりますから、自分の「リスク許容度」を把握する意味でも、最初は少額での取引がおすすめなんです。
ここからは、なぜ投資商品を上記の順でおすすめしているのかを解説していきます。
NISAを使った投資信託

NISAという制度は、簡単に言うと株式などの利益にかかる税金が非課税になる制度です。
通常、利益の約20%が税金として徴収されるのですが、NISAを使った制度内の取引であれば税金がかかりません。
非常にお得な制度なので、詳しくは金融庁のホームページで確認してみましょう。
そして、投資信託とはお金を預けて投資の運用を代行してもらうものです。
投資信託は
- 高い利回りを狙って運用する「アクティブ運用」
- 市場の値動きに近づくよう運用する「インデックス運用」
の大きく2つに分類できますが、インデックス運用をする投資信託を購入しましょう。
なぜなら、投資のプロがアクティブに運用したとしても、多くの場合は市場平均のインデックスファンドの利回りに勝てないからです。
逆に言えば、インデックスファンドであれば市場平均を狙った取引になるので機械的な取引だと言えます。機械的という事は誰がやっても同じようにリターンを得る可能性が高いという事なんです。

個人的には数ある投資信託の中でも
- アメリカs&p500に連動するインデックスファンド
- 全世界の株式に連動するインデックスファンド
このどちらかに投資するのがいいと思います。
アメリカは先進国の中で唯一人口が伸び続けていて、経済も順調な国家です。今後も同じように順調である保証はありませんが、他の国と比べると安定性があると思います。
また、全世界の株式に連動するインデックスファンドはいいかえれば、人類全体に投資するという事になります。
僕は、個別の国家は栄枯盛衰するかもしれないけれど、人類全体は発展していくと考えているので、全世界の株式に連動するファンドを購入しています。
日本の個別株

資金に余裕が出てきたら日本の個別株にチャレンジしましょう。
なぜ2番目に日本の個別株をやるかというと理由は3つあります。
- 投資信託をいくらやっても個別株投資の経験値は増えない
- 個別株をやるなら銘柄を理解しやすい自国がとっつきやすい
- 米国株などは為替の影響を受けたり、利益が出たときに追加で10%課税される
といった具合に、日本株をやるメリットは結構あります。
日本生まれの投資初心者には、とっつきやすくて経験値をためやすいレベルアップの場所ということです。
しかし、日本の株は「単元」というのがあって100株ごとじゃないと買えません。
株価が5000円の株を購入するには50万円も必要になります。

という人は、SBIネオモバイル証券を利用しましょう。
1株ごとに購入することができて、資金が少なくてもいくつかの銘柄に分散して投資もできて安心です。
少額から始めてみて、個別株の経験値を増やしていきましょう。
少額だといろいろな投資方法をチャレンジできるので、自分に合った投資スタイルも確認しやすいです。
アメリカのETFや個別株

個別株投資に慣れてきたら、アメリカのETFや個別株への投資もやってみましょう。
ずっと日本株への投資をしているだけでも悪くないのですが、アメリカの方が株価の上昇や経済発展が見込める部分があるからです。
ただし、最初の投資信託のところで「アメリカs&p500に連動するインデックスファンド」などに投資している人は必ずしもETFや個別株に投資する必要はありません。
市場平均を狙いつつ、さらに特定のテーマや特定の企業に投資したい場合に検討する形で良いと思います。

という人のために解説しておくと、ETFとは「いくつかの株の詰め合わせパック」のことです。
個別株よりローリスク、ローリターンなのが特徴です。
例えば「半導体の銘柄が欲しいけど、アメリカの企業よくわからない」という場合に、半導体のETFを買うと個別の企業に詳しくなくても投資することができます。
ただし、注意したいのは
- 利益確定した時に日本で約20%税金がかかる
- 利益確定した時にアメリカでも約10%税金がかかる
- 為替相場次第では日本円にした時に利益が出ない事がある
という点です。
これらの特徴を理解した上で、手を出してみてもいいなと思えたらチャレンジしてみましょう。
J-REITやインフラファンド

と、疑問に思う人もいるでしょう。
僕は不動産投資などは
- 専門的な知識が必要でハードルが高い
- 初期コストが大きく損失が出たときの害が大きい
- 流動性が低い(買った不動産を現金化したいとき、すぐに買い手が現れるとは限らない)
の3点から、あまり積極的に考えていません。
その代わりに、J-REITやインフラファンドという金融商品を買って、間接的に不動産やインフラ投資をするのがいいんじゃないかと思っています。

自分で不動産や発電設備を保有はしないけど、出資額に応じた利益をもらうことができます。
これなら、売りたいときに不動産よりは買い手が見つかりやすいですし、専門的な知識もさほどいらないというメリットがあります。
分配金の利回りも、一般的な株より高い傾向があるので、そういった点も魅力的だと思います。
ゴールドや仮想通貨

ゴールドや仮想通貨(ここではビットコインを取り上げます)は、持っているだけでは配当も出ませんし収益は上がりません。
しかし、インフレに強いという側面を持っています。
ゴールドは地球上に存在する量が決まっていて世紀の大発見でもなければ増えることはありませんが、法定通貨(円やドルなど)は発行量が決められておらず、政府が大量に刷ることができます。
大量に刷られた通貨は価値が下落して、物の値段を押し上げます。これがインフレです。
インフレが起きた場合に
- 通貨のまま持っていると「100円」は「100円」
- ゴールドで持っておくと「100円」が「120円」
になったりします。
世界各国は年間の実質インフレ率2%を目標に定めて経済政策を実施していますから、通貨のまま持っておくだけでは長期的には価値が減ることになるんです。
このように資産防衛の手段として利用できるので、必要性を感じたときには所有を検討してもいいと思います。
また、ビットコインも2100万枚しか存在しないと決められているので、ゴールドと同じような役割を果たすと言われています。

と思うかもしれません。
僕は株なども確かにインフレに対応しますが、ゴールドやビットコインと比べると、業績や市況など価格の変動要因が多いので、純粋なインフレ対策とはいいがたいと考えています。
債権

僕はまだ債権を買ったことはないのですが、資産が増えてきたら購入を検討した方がいいと思っています。
債権で有名なのは国債ですが、これは「借金をしたい政府にお金を貸す」という行為です。
国が借主なので、一般的には個人や会社にお金を貸すより安全だと言えます。
その代わり、リターンは株などと比べると高くはありませんから、まとまった資金を安定して運用したくなった時に購入するのがいいと思います。
投資初心者が大失敗しないための考え方と資金を入れていく順番
という事でいろいろとみてきましたが、大切なことは投資は大失敗せずに着実に資金が増えることを目指そうという事です。
そのために
- 安全圏を確保した上で小額からコツコツ投資するのがおすすめ
- 再起不能にさえならなければ、投資で失敗しても稼いだお金でまた投資に挑戦できる
- リスクとリターンはシーソーのような関係で、高いリターンを求めれば高いリスクを負う必要がある
というポイントを解説しました。
特に3つ目の原理原則は覆らないので、甘い言葉に注意しましょう。
そして、投資でお金をかけていく順番で最優先すべきは自分自身という事も解説しました。
そのうえで
- NISAを使った投資信託
- 日本の個別株
- アメリカのETFや個別株
- J-REITやインフラファンド
- ゴールドや仮想通貨
- 債権
の順にお金を投下していくのが良いと思います。



ただ、方針が異なる人にも考え方のひとつとして参考にしてもらえたら嬉しいな。
ということで、今回の解説は終わりたいと思います。
この記事の内容が、少しでもみなさんの役に立てばうれしいです!
最後まで読んでいただきありがとうございましたー!またねー!