

こんにちは。ななうみ(@nana_u_mi)です。
今回の記事では、上記のような人生で買わなくてもいいものについて解説します。
お金を稼ぐのって大変ですよね。でも、使うのは一瞬です。
お金を貯めたいと思っている人には、買わない選択肢もあるよというのを知ったうえで、それでも欲しいか考えるきっかけにしてみてください。
ちなみに、僕はお金のリテラシーが低かったころにほぼすべて購入したことがあります。
買ったけど人生の満足度が上がらなかったなーという体験なども絡めて話ができればと思ってます。

紹介してあるものでも買いたければ買っていい

買わなくていいものを紹介する前に、前提をちょっとだけ話します。
これから紹介するものは、買わなくてもいいけど、欲しいなら買っていいものになります。
お金を貯める観点で言えば買わない方がいいよねと思うものを紹介しているので、そのつもりで聞いてくださいね。

お金は人生の満足度を高める道具です。
何をすると人生の満足度が上がるかは人によって違いますから、支払うお金と得られる満足度を比べて、満足度が高いと思ったら買ってもいいでしょう。
という前提で、買わなくていいもの8選は以下になります。
- 家
- 保険
- 車
- 結婚式
- 冠婚葬祭用品
- 宝くじ・ギャンブル
- 高級ブランド
- ペット
共感できるものもあれば、すでに買ってしまった!というものもあるでしょう。
買ってしまったものがある人はそれはそれとして、自分がそれを買って満足できたのかどうか確かめながら記事を見てみてください。
人生で買わなくてもいいもの8選
家
マイホームは一般的には資産だと思われがちですが、実際には負債です。
資産というのは、持っていると毎月お金を運んできてくれるもの。負債とは逆に毎月お金を支払わなければならないものです。
マイホームを現金一括払いできる人はそう多くないでしょうから、ほとんどの人はローンを利用しますよね。
するとこんな感じになります。
- ローンを利用する
- 毎月利息を支払う
- 本来価値以上の支出をしてしまう
さらに上記に加えて
- ローン期間は支払いを止められない
- 毎年固定資産税が取られる
- 家が傷んだら修繕費用がかかる
といった形で、まさにお金がでていってしまうんですね。
これは一軒家でもマンションでも同じです。
賃貸であれば
- 支払いが厳しい時は解約できる
- 安い家賃のところに住み替えできる
- 固定資産税は大家さんが支払う
- どこか痛んでも基本的には大家さんが支払う
といった感じで、自分の経済状況に合わせて住まいを選べるほか、突発的な支出もないので気楽だったりします。

こうした疑問もあると思います。
これは一概にどちらがお得か結論付けるのは難しいので、みなさんの状況を当てはめて自分で計算してみましょう。
- 家を建てる土地をすでに所有しているか
- 地価の高いエリアに住んでいるのか
- 希望する機能や間取りはどんなものか
- 駐車場は必要なのか
など、気にするべきポイントは多岐にわたると思います。
ちなみに僕は中古の一戸建てを購入(価格1900万円)して住んでいます。
地元から離れて暮らしているので、今住んでいるエリアに所有している土地がなかったこと。
首都圏エリアの家賃は尋常じゃなく高いこと(月9万円だったけど、耐えがたかった)。
自宅を住みよく変化させていきたいので賃貸では限界があったこと。
などが理由ですね。
- 1か所に住み続けるのが苦痛ではない
- 車が欲しかったので駐車場付きでお得
- ローンの支払額が5万円になって月々の動かせるお金が増えた
- 購入価格の2/3は土地の価格なので、土地が転売できることを考えれば実際は700万程度の買い物だった
といった点から、買ってよかったかなぁと思っています。

自分の生活のやりたいこと、金銭的な損得、自由度なんかを総合的に考えてみましょう。
買うのが悪いわけではなく、買わないという選択肢が良いという場合があるのは理解しておいて損にはならないはずです。
僕は買って満足しているといいましたが、何かの点で満足度のバランスが崩れていたら後悔していたかもしれません。
買うにしても新築である意味が本当にあるのか(新築は買った瞬間に価値が2~3割下がる)は、ちゃんと考えたいところですね。
保険
保険は加入しただけでは人生を豊かにしてくれません。
保険という商品の特徴を見てみましょう。
- 保険は入っておくと安心感を得られる
- しかし実際に保険が意味のある効果を発揮するためには、保険が適用される程度の不幸に見舞われる必要がある
- 不幸に見舞われようが見舞われなかろうが、費用は毎月発生する
上記が保険という商品になります。
そして、効果を発揮するまでに得られるものが安心感なのであれば、保険以外で安心感を得られる方法があります。
その方法は貯金です。
保険に加入したとしても、結局のところ金銭的な部分を補填してくれるだけです。
保険に入ったからといって病気が完治したり、壊れた家が直るわけではありません。

保険が金銭的な部分を補強するために存在するのであれば、貯金をすることで同様のリスクヘッジができる。と考える事ができます。
そうすれば、毎月保険のために支出しなくて済みますし、その分お金を貯めやすくなります。
では、いくら貯金すれば安心なのか?というと、ざっくり100万円だと考えましょう。
100万円あれば
- たいていの病気が完治するまでの資金としては十分
- 仕事を失ったり、一時的に働けなくなった時の生活維持費としても3ヶ月分くらいある
と考えられます。
がんなど高額な医療費がかかる場合においても、100万円の貯金があれば保険には入らなくていいと思います。
その理由は日本の公的医療保険は世界トップクラスに優れていて、ほとんどの治療は民間の保険がなくても1~3割の負担額で受けられるからです。
そして、3割負担でも出費が大きな場合には高額療養費制度が利用できます。
この制度を利用すると、一般的な会社員であれば30万円負担しなければならない金額がだいたい10万円程度になります。
補填される金額は年齢や年収によって変わるので、詳しい金額や制度の詳細は全国健康保険協会のサイトを見てみてください。

ただし、以下のような人は保険に入っておいた方がいい場合もあります。
- 100万円貯まっていない人 → 掛け捨ての医療保険
- 一家の家計を支えていて、働けなくなると家計が破綻する人 → 就業不能保険
- 自動車(自転車)を持っていて運転する人 → 対人対物保証の保険
- 持ち家で自宅を保有している人 → 火災保険
こんな感じですね。
前者2つは十分な貯金があれば不要ですが、後者2つはできれば入った方がいいと思います。
理由は、どちらも被害額が極大だからです。
例えば人を轢いてしまったとして、1000万円単位で賠償しなければならない場合、多くの人は支払いが難しいはずです。または家を一括で買えないからローンを利用しているのに、災害などで失った時に自腹でリカバリーするのは困難だと言えます。

保険は基本的には手元資金があればいらないというのは変わらないが、人によっては必要だという事も覚えておこう。
ちなみに僕は車とマイホームを持っているので、自動車保険(対人対物保証メイン)と火災保険(地震、家財なし)は加入しています。
昔は医療保険や生命保険も加入していましたが、今は十分な生活防衛資金があるので解約しました。
保険に入っていてよかったかと言われると、保険金をもらうような事態になっていないので正直わかりません。
ですが、解約に至った保険に入っていなければもっと早くにお金を貯めれたのに…と、振り返ってみると思う事はあります。ちょっと後悔してるのかもしれません。
車
車も家と同様、資産ではなく負債になります。
- ローンで買えば利息の支払いが必要
- 走るほど燃料費がかかる
- 毎年自動車税がかかる
- 数年に一度、車検費用がかかる
- 自動車保険が必要
といった具合に、支出が大きくなります。
都市部に住んでいれば、自動車を持たない生活が可能ですし、必要な時だけカーシェアやレンタカーを利用するという手もあります。
自動車を持つよりも、必要な時に借りる方が支出が少ないかもしれないので、検討してみましょう。
近場の移動なら、タクシーを使うというのも手なので合わせて考えてみるとよいでしょう。


経済的な面だけでなく、自分の望む生活がどんなものかも考えて最適解を探したいですね。
僕はカフェや神社仏閣巡り、同人誌即売会への出展が趣味という事もあって、マイカーを所有しています。
ただ、車そのものにはあまり興味がないので移動できればいいやと割り切って、軽自動車にして支出を抑えています。
また、どうせ車があるならということで、最寄り駅からは20分くらい離れたところに住んでいます。
結婚式
結婚式は人生の晴れ舞台なので、お金をつぎ込みたい気持ちはわかります。
でも、お金を貯めたり、人生に必須の買い物か?と問われれば「買わなくてもいいもの」だと言えます。

と思うかもしれませんが、冷静になりましょう。
結婚式に使われる費用の総額は、中央値で300~350万円前後とされています。
日本の年間給与額の中央値が370万円といわれているので、およそ年収に匹敵する額を1日に使ってしまうという事になります。
金額だけ見れば、家と比べたらずっと少ないと感じるかもしれませんが、家は20年30年住みますよね。
仮に3500万円の家を30年住んだとすれば、1日当たりの費用は約3200円になります。
結婚式は1日で350万円です。
その差およそ1000倍の出費です。結婚式はむしろ瞬間火力最大ともいえます。僕からすれば狂気の沙汰です。

結婚式は人生で一度きりだから特別という気持ちはわからないわけではありません。
でも、人生で一度きりなのは結婚式だけじゃないですよね?毎日が、人生で一度きりの貴重なもののはずです。
350万円あれば、結婚相手と好きなところに何回も旅行に行けますし、友人と豪華なディナーを何回でも食べられます。
それらすべてを投げ捨ててでも結婚式をやる価値をあなたは感じらるか、考えてみましょう。
結婚式が結婚生活を幸せにするわけではありません。
結婚生活が、二人を幸せにするのです。

そして、これは呼ばれた方にも言える事です。
友人が結婚するという時に祝いたい気持ちはあっても、結婚式で祝う必要が本当にあるでしょうか?
- 親族への配慮
- キリスト教徒でもないカップルの誓い
- 高級レストランほどはおいしくない料理
- 素人の芸
僕からすれば支払額と得られるもののバランスが超悪いです。
それなら、自分が出せる十分な額でカップルをもてなす方が、よっぽどいいのでは?と感じてしまいます。
ちなみに僕は結婚した時に結婚式はしていません。
結婚式をしたという過去よりも、結婚生活をよりよくしていく未来の方が重要だと考えたからです。
そして、結婚して10年以上経ちましたが、結婚式をしなかったことを悔やんだことは一度もありません。
冠婚葬祭用品
冠婚葬祭用品も買わなくていいものだと言えます。
スーツやドレス、ネックレスや数珠なんかが該当するでしょうか。
頻繁に着る機会がある人なら買ってもいいと思うのですが、ほとんどの人は年に1回も使わないんじゃないでしょうか。
買っても使わない間に
- 虫に喰われたり
- 体系が変わってしまったり
- 好みのデザインじゃなくなってしまったり
といった変化がある可能性があります。
冠婚葬祭関連に限らず、たまにしか使わないけど買うと高いものは基本的にはレンタル推奨です。
買うと保管する場所も必要ですしね。
僕も今までスーツ2着、数珠やらなにやらいろいろ買いましたが、全部使用回数1桁です。
もったいないことしたなと反省しています。
せっかく買ったので使えるうちは使いますが、次からはレンタルにしようと心に誓っています。

宝くじ・ギャンブル
この記事を読んでいる人には言わずもがなという感じかもしれませんが、宝くじ・ギャンブルについても買わなくていいものだと思います。
そもそも、胴元がいる時点で胴元が絶対の勝利者であることは揺るぎません。
その中で、おこぼれを預かるように敗者が多少の金銭を得たりするだけなんですよね。
自分から敗者復活戦にbetするようなものです。意味が分かりません。

ギャンブルに親でも殺されたんですか?
僕はパチスロを1回だけやったことがありますが、割と短時間で4000円失ってしまいました。
それ以来、ギャンブルはやっていません。宝くじは買ったことすらないですね。
たとえ勝てても天才的なパチプロとかに慣れない限りは再現性もないし、いつかは負けるものだと思っています。
高級ブランド
高級ブランドのアイテムってなんかいいですよね。
と思っている程度だったら、買わない方がいいです。
なんかいいくらいのふわっとした感想なら、おそらくブランドの良さを本当に理解できていないはずです。
そして、理解できていないのに支払う金額としては高級ブランドは結構高い商品だと思います。
例えばユニクロで4000円で売っているものが、ほとんど違いが判らないのに高級ブランドだと40000円くらいしたりします。
- 高級イブランドのアイテムを高級ブランドだから欲しいと感じる
- 自分にはさしたる魅力も特徴もないからブランドで飾りたい
といった感覚で買い物をしているのであれば、自分が本当に欲しいものをちゃんと理解できてないと思うので、自分の価値観を一度整理してみるとよいでしょう。
30万のブランドのコートを1着買うだけで、3万円のコートを10着買えますよね。
10着のコートといえば、一生分のコートに匹敵するという人もいるでしょう。
それだけの価値がこの1着にあるんだと、心から感じられるようになってから高級ブランドに手を出すのでも遅くないはずです。

僕も昔、ブルガリの財布を使っていました。
当時はすごく気に入っていて、ブルガリを使っている自分に優越感もありましたが、今でもブルガリの何が良かったのか説明はできません。
ブランド物で身を固めるのではなく、自分がブランドになるほうがよほど魅力的だと思います。
ペット
ペットは買わなくてもいいものだと思います。
僕自身動物が好きなので入れるかかなり悩んだのですが、記事の趣旨に嘘は付けないということで入れました。
ペットはペット自身の金額もそうなのですが、
- 食料や生活用品でお金がかかる
- 病気になれば治療費がかかる
- 放置するわけにはいかないから時間がかかる
といった感じで、買った後にもお金がかかるし、時間も取られます。
飼ってみたら思っていたよりも大変だったという事も多いでしょう。
今でも、安易に飼ってしまい、飼育できずに放棄する人が後を絶ちません。
手放された動物もかわいそうだし、買った人のお金も無駄です。なにもいい事がありません。

僕はペットを飼ったことがありません(実家では妹が飼ってたけど、僕自身は飼育に関与してない)。
動物欲を満たしたくなったら、動物園や水族館に行ったりペットカフェを利用するようにしています。
自分で飼うよりも出費も少ないし、手軽です。
僕にとっては動物とはこのくらいの距離感がいいと思っています。
お金を貯めるときに気を付けるポイント
ということで、人生で買わなくてもいいもの8選の紹介でした。
お金を貯めるときには必ず
支出 < 収入
このようになっていなければなりません。
そのため、不必要なものを買ったり、毎月費用が掛かるようなものは極力遠ざける必要があることは覚えておきましょう。
もちろん、最初にも言いましたがお金はどこまで行っても人生を豊かにする道具でしかありません。
人生を豊かにするために必要なものは、買ってもいいと思います。もちろん、今日紹介した8つに当てはまっていたとしてもいいと思います。
ただ、以下のような使い方は注意が必要です。
- 友達に自慢したいから高い車を買う
- 一発逆転を狙って宝くじを買う
- 周囲に流されてつい買ってしまう
こういう買い物は避けた方がいいでしょう。
虚栄心を満たすために高いお金を使うよりも、実際にスキルを磨いて、能力を褒められる方が喜びが大きいです。
再現性のない方法でお金が手に入っても、幸せに生きられる保証はありません。
周囲に流されて買い物をするのも、自分の幸せに直結しない(他人の価値観で生きている)ので避けた方がいいと言えるでしょう。
自分の価値観をちゃんと理解して、買うべきもの、買わなくていいものを選んでいきましょう。
お金を貯めるコツについては以下の記事も参考にしてみてください。
という事で、最後におさらいです。
- 家
- 保険
- 車
- 結婚式
- 冠婚葬祭用品
- 宝くじ・ギャンブル
- 高級ブランド
- ペット
これら8つが人生で買わなくてもいいものでした。
価値観は人それぞれなので、人によってはこれら以外にもあると思いますが、それらはみなさんが自身で発見していってくださいね。

自分の価値観をちゃんと磨かないと、本当に欲しいものは分からないんですね☆

失敗から学べることは多いし、人間自分のことが意外とわかってないものだからな。
それでは、より良い買い物とよりよい人生を!
ということで、今回の解説は終わりたいと思います。
この記事の内容が、少しでもみなさんの役に立てばうれしいです!
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最後まで読んでいただきありがとうございましたー!またねー!